角川春樹 映画「みをつくし料理帖」の宣伝フィルムを自分の奥さんが見たら… (2/2ページ)
角川 そうそう。料理人の澪が味覚を失ったりする話もある。今回のコロナじゃないけどね。
テリー でしょう。だから僕、これ「寅さん」に近いと思ったんですよ。登場人物たちと一緒に、見る側も年を取っていきたいんじゃないかって。
角川 あぁ、それはうれしいなぁ。確かに続編が見たいっていう声はものすごく多いね。
テリー いや、続編じゃなくて、僕は10本ぐらい作ったほうがいいと思います。そんなにバカみたいに予算かけなくていいですから。
角川 なるほどね。
テリー だから、もう最後って言うのやめてくださいよ。それでまた作ると「最後最後詐欺だ」って言われますよ(笑)。
角川 アハハ、そうだなぁ。
テリー 公開したら当然、角川さんもお忍びで見に行くんですよね。
角川 うん、行くよ。「大和(男たちの大和/YAMATO)」の時も3回以上行ったからね。
テリー 今、コロナで日本中が殺伐としてるじゃないですか。本当は誰もが被害者なのに、誰かを悪者にして責めたてる、異常な状況ですよ。僕、この映画を見て、本当に穏やかな気持ちになったんですね。だから、たくさんの人が見て、優しい気持ちになってもらえるといいなぁと思います。
角川 あぁ、ありがとう。本当にうれしいことを言ってくれるなぁ。それは僕が望んでいるところでもあるんですよ。ひとりでも多くの人がそういう気持ちになってくれたら本望です。
◆テリーからひと言
15年ぶりに「テリー伊藤対談」に出てくれたけど、変わらずお元気で、うれしかったな。映画も本当におもしろかったです。だから最後なんて言わず、これからも作り続けてくださいよ。