寂れた炭鉱設備、道路に佇む1匹のキタキツネ... 「北海道の廃れた世界」を映した写真に反響 (1/3ページ)

Jタウンネット

「羽幌炭砿」施設跡 「道民の人」(@North_ern2)さんのツイートより
「羽幌炭砿」施設跡 「道民の人」(@North_ern2)さんのツイートより

第15回「地域ブランド調査2020」(ブランド総合研究所、2020年10月発表)によると、全国で最も魅力的な都道府県は12年連続で北海道だった。安定の人気ナンバーワンである。

ただ北海道と言っても、かなり広い。観光客が憧れる魅力的な観光スポットの陰には、こんな寂しげな場所もあるという。

2020年10月13日に、次のような写真が投稿され、話題となっている。

長年、北海道の廃墟を訪ね歩いてきたけれど、この写真が自分の中で一番「北海道の廃れた世界」を凝縮した一枚だと思っている。 pic.twitter.com/vXFSRoEIdw
- 道民の人@北ティア(10/11) S01 (@North_ern2) October 13, 2020

道路脇にある矢羽根付きのポール(標柱)は、道路の境目を指し、積雪時に道路の幅を示すものだ。北海道民にはおなじみの光景と言っても良いだろう。そして道の中に座り込んでいるのは、犬ではない。どうやらキタキツネのようだ。これまた北海道ならではの風景かもしれない。

写真をツイートしたのは、北海道の廃墟やひなびた風景と人々の姿を記録して歩いている「道民の人」(@North_ern2)さんだ。「この写真が自分の中で一番『北海道の廃れた世界』を凝縮した一枚だと思っている」というコメントを添えている。

それにしても背景の大きな建物は何だろう? いったいここは、どこだろう? 

Jタウンネットは、投稿者の「道民の人」さんの話を聞いた。

かつては1万人以上が暮らした街
「羽幌炭砿」施設跡 「道民の人」(@North_ern2)さんのツイートより

投稿者「道民の人」さんによると、ここは北海道北部の西海岸に面した羽幌町(はぼろちょう)の中心部から東に20キロほど離れた山中にある、「羽幌炭砿」の跡地だという。大きな建物は、ホッパーと呼ばれる貯炭場のようだ。

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