藤原竜也は「追い詰める側」!俳優ドラマ回帰で待たれる佐藤健の「次」

日刊大衆

(左より)藤原竜也、佐藤健
(左より)藤原竜也、佐藤健

 藤原竜也(38)が、21年1月期放送のドラマ『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』(カンテレ・フジテレビ系)に主演することが報じられた。藤原のフジの連続ドラマに出演は初めてであるほか、ヒロインが03年の映画『バトル・ロワイアルⅡ~鎮魂歌(レクイエム)~』以来の共演となる真木よう子(38)であることも、話題を呼んでいる。

『青のSP』は、学校内警察(スクールポリス)が試験的に導入された都内の公立中学校を舞台に、刑事・嶋田隆平(藤原)とスクールポリス制度に反対する国語教師・浅村涼子(真木)が、SNSトラブル、生徒の薬物疑惑、盗撮、セクハラなどの社会問題をテーマした事件に立ち向かう学園エンターテイメント作品だ。

「藤原といえば、これまで映画に出るたびに生命の危機に陥っている印象が強い。21年3月公開予定の最新映画『太陽は動かない』の予告でも、これまでの藤原の災難を年表風にまとめた演出もありました。今回は刑事として悪人を“追い詰める側”ですが、今回も“想像を絶する解決方法”“命を狙うさまざまな敵とのアクションシーン”という告知があり、やはり危機に陥る気がします(笑)」(専門誌記者)

■実はドラマでも活躍している藤原

 藤原と言えば舞台『ハムレット』や、自堕落なダメ男が命がけのギャンブルに巻き込まれる『カイジ』シリーズ、元殺し屋の天才シェフを演じた19年の『Diner ダイナー』など、映画や舞台で活躍している印象が強いが、実はドラマにも多く出演しているという。

「若手時代は、数多くのドラマに脇役として出演していました。その後も11年の『ブルータスの心臓』(フジテレビ系)のような単発ドラマや、最近では19年にTBSとParavi共同制作の連ドラ『新しい王様』など、1、2年に1作ほどのペースで出演しています。映画ほど極端に話題になりませんが基本的に大コケもせず、安定した人気を誇っていますね」(前出の専門誌記者)

 俳優によっては、需要が十分あるにもかかわらず、連ドラに出ない方針の役者も少なくない。89年の『春までの祭り』(フジテレビ系)を最後にドラマに出演していない吉永小百合(75)や、22本もの映画に出演している一方、民放ドラマ出演は2回しかない小松菜奈(24)などが、分かりやすい例だろう。

■映画俳優が連ドラに戻りつつある

「今年もドラマ『危険なビーナス』(TBS系)に出演している妻夫木聡(39)も、毎年のように映画で顔を見ていましたが、連ドラは『若者たち2014』(フジテレビ系)以来6年ぶりです。『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で一大旋風を起こした佐藤健(31)も、18年にNHK連続テレビ小説半分、青い。』に出演していましたが、その前に民放の連ドラは、15年の『天皇の料理番』(TBS系)が最後でしたからね」(前出の専門誌記者)

 こうした「映画出演の多かった俳優が連ドラに戻る」現象について、9月21日の『週刊女性PRIME』では、

「佐藤健のように活動の主軸を映画などに移し、着実に力をつけ、役者としての幅を広げてから連ドラに戻ってくる」

綾野剛星野源など、信頼している脚本家や制作スタッフの座組に呼ばれるかたちで、久しぶりの連ドラ出演を果たすパターン」

 などを例に挙げて報じている。

 実際、星野は16年の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)を最後に地上波ドラマに出演していなかったが、20年に『逃げ恥』と同じ野木亜紀子脚本の『MIU404』(前同)で、久々の主演を務め、大いに話題となったのは記憶に新しい。

■演技力を磨きドラマで人気を不動のものにした佐藤

 18年の『モデルプレス』インタビューで佐藤は、

「意識的に映画をたくさんやっていこうという気持ちは一切持ったことはないのですが、結果的に映画のほうが多くなっていたので、自分でもそのほうが性に合っているのかなとぼんやり思っていました」

 と話していた。

 事実、20代中盤から佐藤は『るろうに剣心』や『世界から猫が消えたなら』『亜人』など、話題の映画に多く出演。

「そうしてキャリアを積み重ね、18年の『半分、青い。』で透明感のある繊細な役を演じ、国民的なプレイクを果たした。そして、今年の『恋はつづくよどこまでも』で、超イケメンのドSドクター・天堂を演じたことで、人気を不動のものにしています。今後も、映画だけでなくドラマでも活躍してほしいですね」(女性誌記者)

『るろ剣』で圧倒的な運動神経や、ヒーローらしいカッコよさを披露しただけでなく、『億男』や『世界から猫が消えたら』では、普通の青年も見事に演じた佐藤。絵に描いたようなイケメンを演じた『恋つづ』の次回作は、「等身大のイケメン」を演じてくれるかもしれない。

■藤原と縁のあるスタッフが多い『青のSP』

 また、先述の『週刊女性PRIME』の「信頼しているスタッフ」という視点で見ると、今回の藤原主演の『青のSP』は、かつて藤原と仕事をしたことのある関係者が多いことに気づく。

「まず国本雅広演出兼プロデューサーは、藤原がナレーションも兼任していた98年の『凍りつく夏』(日本テレビ系)で、一緒に仕事をしています。ちなみに、ドラマの演出を手掛けるのは渡辺直美(32)主演の17年の『カンナさーん!』(TBS系)以来。市川猿之助(44)などが所属している芸能事務所の代表取締役でもあります」(前出の女性誌記者)

 脚本を担当している大石哲也氏は96年の『金田一少年の事件簿』を筆頭に数多くのサスペンス作品を手がけており、近年では18年の『スマホを落としただけなのに』も担当。大石氏も、06年の藤原主演の映画『デスノート』の脚本を担当した。

「一般層にもなじみ深い人としては、音楽担当の菅野祐悟がいますね。藤原作品は『カイジ』や『太陽は動かない』を手がけているほか、アニメ、映画、ドラマとマルチに活躍しています。今年のドラマでも、『テセウスの船』(TBS系)や、『危険なビーナス』のBGMは、菅野によるものです。藤原にとっては、完成形をイメージしやすいかもしれません」(前同)

 映画からテレビドラマへと、続々と回帰してきた俳優たち。彼らの演技を楽しみたい!

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