大ヒット漫画『鬼滅の刃』（集英社）のアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』が１０月１６日に公開され、空前の大ヒットを記録している。

「映画は興行収入が１０億円を超えればヒット作だと言われますが、『鬼滅の刃』の劇場版は公開初日からわずか３日間の興行収入が４６億２３１１万円。観客動員は３４２万人に上るといいます。最終的な興収は５００億円以上になるのでは、なんてとんでもない声もありますし、おそらく日本歴代史上１位の映画になるのではないでしょうか」（映画誌ライター）

　完全に社会現象となっている『鬼滅の刃』だが、

「誰もが知っているコンテンツですから、流行の波に乗って、登場キャラクターのコスプレをしたり、番組でトークをしたり、便乗する芸能人も少なくないんです。本当に作品が好きな人もいるようですが、一部では批判的な声もあがっています」（芸能記者）

■宮根誠司は小学生と一緒に泣くほど感動

　１０月１８日に放送された情報番組『Ｍｒ．サンデー』（フジテレビ系）では、『鬼滅の刃』の特集が組まれた。

「特集に入ると、スタジオで三田友梨佳アナウンサー（３３）が、司会の宮根誠司（５７）に“宮根さんも『鬼滅』に相当ハマっていらっしゃるということですが”と問いかけると、“奇跡的にチケット取れまして、今日見に行って参りまして、もう隣の小学生の女の子とラスト泣きましたね”と映画を鑑賞したことを報告。さらにＶＴＲに入る前には“落ちつけ。全集中”と作中の台詞とポーズを真似ていました」（前出の芸能記者）

　アンカーマンでありながら、つい「鬼滅愛」が番組で漏れてしまった宮根にツイッターでは「宮根誠司が熱く語りだしたら行きたくなくなってもうたわ」「宮根が鬼滅語るの面白い」といった声もあったが、

「あまり宮根の作品愛を信用していない人が多く、“宮根が鬼滅の映画行ったとか胡散臭え”“宮根、絶対鬼滅観てないやろ”“宮根は鬼滅の刃を消費しただけって感じだ。なんか腹立った”などキツい言葉がＳＮＳでは見られました」（前同）

■研ナオコのコスプレに「オリジナルを超えてる」

　歌手の研ナオコ（６７）は、１０月１１日にＹｏｕＴｕｂｅｒで、ＤＩＹクリエイターのこうじょうちょーの動画『【鬼滅の刃】研ナオコさんをリペイント！胡蝶しのぶにしたら可愛すぎた…コスプレ【 こうじょうちょー 】』にゲスト出演。研は『鬼滅の刃』の人気キャラ・胡蝶しのぶのコスプレに挑戦した。

「研は当初“なるかなぁ……こんな可愛くなるかなぁ”と不安を口に。しかし、こうじょうちょーに身を任せメイクを進めていくと、研独特の妖しさも相まってかなりクオリティの高いしのぶに仕上がりました」（ＷＥＢ編集者）

　ネット上には「ま、まぁコスプレするのは自由だけどもね……引く」といった意見もあったものの、「鬼滅の刃のコスプレでめっちゃ良いなと思ったのは、胡蝶しのぶのコスプレした研ナオコさんだけだ」「研ナオコの胡蝶しのぶはオリジナルを超えてるクオリティ」など多数の称賛があがった。

「称賛する人のなかには、“さらに上を行くコスプレを用意しているのか……？”と別のコスプレを期待する人までいました」（前同）

■ざわちんはクオリティに納得いかなかった？

　メイクをアレンジして様々な有名人の顔真似をする、タレントのざわちん（２８）は１０月１９日に『【鬼滅の刃】ざわちんが鬼の６時間メイク！』で、主人公の竈門炭治郎と竈門禰?豆子のコスプレに挑戦した。

「ざわちんは、『鬼滅の刃』ファンだといい、炭治郎のメイクも作品をしっかり見ているからか、鋭い眉や生々しい傷跡をてきぱきと描いていき完成させ、ある程度手応えをかんじていたようでした。ただ、禰?豆子のメイクが完成した際には“おでこだけは似とるんよね……”と、クオリティに納得がいかなかったのか、どこか自信なさげに話す場面もありました」（前出のＷＥＢ編集者）

　ネット上には「メイク術本当に凄いですね」との声もあがっていたが、「流行に乗っかるのは勝手だが何でもかんでも真似すれば良いというもんではない！！」「乗っかりばかり。しかも似てない」と手厳しい意見も並んでしまった。

「ざわちんは、コスプレメイクは不慣れだったようで、“コスプレメークの難しさを改めて知った”とも話しています。今後はコスプレメイクを勉強してさらにクオリティを上げたいそうですし、出直しに期待したいですね」（前同）

■熊田曜子には「今夜から眠れない」との声も

　タレントの熊田曜子（３８）は、１０月１５日と１６日に自身のインスタグラムに３件もの禰?豆子のコスプレ写真を公開した。

「熊田は１０月１５日に自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルに『【人生初コスプレ】祝！劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編 公開記念 ／ 禰豆子になって覚醒しました』との動画を投稿し、コスプレが完成するまでのメイキングも公開していました。

　コスプレ初挑戦だったという熊田は本職のスタイリストを動員してメイクを行うなど気合十分。写真もカメラマンに撮影をお願いしたというもので、ただかわいいだけでなく、鬼の恐ろしさ、不気味さまでもしっかり表現していて、実写映画でもこれから撮るのか、と疑うほどのハイクオリティでした」（前出のＷＥＢ編集者）

　インスタグラムのコメント欄には「無理して話題に乗らなくても」との声もあったが、「もの凄いリアリティですね！」「曜子さん、妖艶で、色っぽいですね。本当に綺麗ですよ！！」といった称賛も多数寄せられた。

「ただ、熊田の場合、少々やりすぎたのか“今夜から眠れないかも”“ばり怖い。夢に出て来る”など、恐怖を感じた人も少なくありませんでした。それほど、鬼のリアリティが出せるというのも、すごいことですよね」（前同）

　コスプレするにも、やりすぎにはご注意？