霜降り明星、ＥＸＩＴ、ハナコら第７世代がお笑い界を席巻している昨今、新たに注目の存在が出てきている。

「少し前から、相席スタートやメイプル超合金といったところが人気を集めていましたが、ヤンキーキャラなのに、何故か男の誘いに乗ってしまう薄幸（すすき・みゆき＝２７）の魅力的なキャラが人気で、『有田ジェネレーション』（ＴＢＳ系）などのネタ番組に多く出演する納言。

　アマチュアながら『Ｍ－１グランプリ２０１９』に進出し、９月末からＴＢＳラジオでレギュラー番組が始まった、サーヤ（２４）の軽快なボケと、ニシダ（２６）のキレたのようツッコミが魅力のラランド。方言を駆使した田舎の学校を舞台にしたコントなど独特の空気感のネタが特徴で、２０１７年、１８年と２年連続で『Ｍ－１』決勝に進んだゆにばーすなど、勢いのある“男女コンビ”が増えてきているんです」（お笑いライター）

　次々と台頭する男女のお笑いコンビ。その中でも特に注目株が、女性でボケ担当のあいなぷぅ（２６）と男性のツッコミ担当・ほしのディスコ（３０）のパーパーだという。

■賞レースや人気番組にも続々出演！

　パーパーは、２０１７年の『キングオブコント』で決勝進出。さらに、ほしのは、ピン芸人として今年の『Ｒ－１ぐらんぷり』に出場して、見事に決勝進出を果たしている。

　また、賞レースだけでなく、『エンタの神様』や『有吉の壁』、『ウチのガヤがすみません！』（いずれも日本テレビ系）といった人気番組にも出演している。

「パーパーは、あいなぷぅが借金の連帯保証人をほしのに押し付けるといったダメ女。ほしのがあいなぷぅから無茶を押し付けられて、振り回される悲壮感漂う男という設定でネタを行います。あいなぷぅは見ためからは悪いようには見えず、ぶりっ子のようなトーンでほしのに無茶な話を押し付け、ほしのはそれを怒るどころか悲壮感漂わせてしっかり受け止めるのが、奇妙な空気感を生み出していて、笑いを誘うんです」（前出のお笑いライター）

　お笑いの伸びしろもかなりあるといわれるハーパーだが、前出のお笑いライターは、

「実は、最近、ほしののお笑い以外の才能が注目され始めているんです」

　というのだ。

■他のグループより突出したある“才能”

　それは、ほしのの“歌”。ほしのはＹｏｕＴｕｂｅで歌声を公開している。

「ほしのは、コンビではなく自身単独のＹｏｕＴｕｂｅチャンネル『ほしのディスコちゃんねる』を運営。チャンネル登録者数は７．２９万人（１０月２０日現在、以下同）とまだそれほど多くはないですが、このチャンネルに投稿されている、ほしのの“歌もの動画”はかなりの人気になっています。

　中には、８月３０日に投稿されたＳｕｐｅｒｆｌｙの『愛をこめて花束を』のカバーは１０９万回の再生を記録するなど、ミリオンとなっているものまであるんです」（ＷＥＢ編集者）

　そしてほしのは、１０月１８日に放送されたバラエティ番組『有頂天マイク』（日本テレビ系）に出演した。

「『有頂天マイク』は、オリエンタルラジオの藤森慎吾（３７）がＭＣを務め、同局で放送されていた往年の人気番組『ＴＨＥ夜もヒッパレ』を彷彿とさせる、人気のタレントや芸人が歌に挑戦する番組。

　ただ、歌の“本気度”が『ＴＨＥ夜もヒッパレ』よりも高く、歌唱力が高い芸能人はもちろん、岡田結実（２０）のように歌に自信はなかったものの、ボイストレーニングを受けて本番までにしっかり仕上げてから臨む人もいました」（前出のお笑いライター）

■ガチ歌番組『有頂天マイク』で絶賛の嵐！

　日曜昼の単発番組ながら、「有頂天マイク全部見たぞー！！！とても面白かったし、歌も皆良かったぞ」「めっちゃ良かった〜」など好評を集めた同番組。そして、この番組で優勝こそ逃したものの、ほしのはしっかり爪痕を残したという。

「ほしのは、Ｏｆｆｉｃｉａｌ髭男ｄｉｓｍの『宿命』を歌唱。なめらかなシルクのようなハイトーンボイスを武器に、まるでプロの歌手かと思うようなオーラを出して歌い切りました。見惚れるほど素晴らしい歌唱で、ツイッターには“宿命歌ってるときのほしのディスコが三浦大知に見えた”“ほしのディスコの宿命よかった。とにかく声が、特別な声だよね”と称賛が寄せられました。

　笑いではなく、歌で爪痕が残せるのですから、“本物”の歌唱力と“本物”の声の持ち主と言えるのではないでしょうか」（前出のお笑いライター）

　前出のお笑いライターは続ける。

「『有頂天マイク』でのほしのパフォーマンスは、かなりの影響力を発揮するのではないでしょうか。ハーパーにはネタだけでなく、ほしのの歌という魅力もあると多くの人に認識されました。今後、次にくる男女のコンビの“本命”として、テレビ番組でも見る機会が増えていきそうですね」

　パーパーの快進撃がこれから始まる!?