卵子の老化による妊娠力の低下。40歳以上でも努力すれば誰でも妊娠できるという幻想。後悔しないための、正しい知識をもっと世の中に広めたい (2/3ページ)
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理由は、日本は体外受精を受ける女性の年齢が欧米より10年遅いから
■これは日本の生殖補助医療の技術レベルに問題があるわけではなく、治療を受ける方の高齢化(ピーク年齢が40歳)、すなわち「卵子の老化による妊孕性(にんようせい:妊娠する力)の低下」が主な原因なのです。欧米では教育によって卵子の老化を知識として普及させていますが、日本では一般的な知識とはなっていません。
卵子の老化で37.5歳から妊娠する力は急降下
■卵子が妊娠できる妊孕性は37・5歳で急激に低下します。見た目の若さと卵子の質は何の関係もありません。この誤解が不妊治療をやめられなかったり、莫大な費用をつぎ込んだり、離職してまで不妊治療を何年も続けたりという事につながっています。体外受精を受けるにしても35歳までに卵子を凍結保存する必要があることを一般的な知識として普及することが急務です。
本著者は日本における卵子凍結と生殖医療の第一人者です。この件に関してのインタビューには気軽に応じてくださいます。