10垓分の1秒単位、史上最短の現象が計測される(ドイツ研究) (2/3ページ)

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image by:Sven Grundmann, Goethe University Frankfurt

・10垓分の1秒、それは空の時間

 1ゼプト秒は10のマイナス21乗秒――すなわち10分の1秒で、件のフェムト秒の100万分の1の短さだ。10垓分の1を日本の数字の単位で表すと「空」というらしく、なんだか悟りを開けそうな境地になってくる。

 だが小数点を使って記述するなら、0.000000000000000000001秒。超々小さな数であるはずなのに、とてつもなく大きいと錯覚しそうになる。

 ちなみに1秒に含まれる1ゼプト秒の数を数えてみると、31兆7000億年に含まれる1秒の数に匹敵するという。その年数は、この宇宙が始まって以来の長さのさらに2365倍の長さだ。


・電子殻の反応には時差がある

 同グループは、2016年にもヘリウム原子に光子が命中してから電子が排出されるまでの時間が850ゼプト秒であることを計測している。

 今回その最短計測記録はさらに3分の1ほど縮まった。これによって、分子内の電子殻が位置に関わりなく一瞬で光に反応しているわけではなく、多少の時間差があることが初めて確認されたそうだ。

この研究は『Science』(10月16日付)に掲載された。
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