月面ウォーター:月の日の当たる場所にも水が存在するという決定的証拠を史上初めて確認(NASA) (1/4ページ)
月面の太陽のあたる場所に水の存在を確認 image by:NASA's Goddard Space Flight Centre
ついに決定的事実が確定した。月の陽があたる部分にも水があるのだ。
2009年の報告によって、おそらくはあるだろうと推測されていたが、本当にそれが水であるかについてまだ議論の余地があった。しかし、このほど水特有の波長から、そこに水があるという決定的な証拠が初めて確認されたとのことだ。
SOFIA Discovers Water on a Sunlit Surface of the Moon
・本当に月面に水はあるのか?改めて確認
これまで月面に水が存在すると断言できなかったのは、2009年の報告が3マイクロメートルの赤外線域波長を検出したというものだったからだ。
この波長では、水以外にも、水素と酸素で構成される他のヒドロキシル化合物である可能性を捨てることができない。
そこで『Nature Astronomy』(10月26日)に掲載された研究では、6マイクロメートルの波長の検出が試みられた。
この波長は水素原子2個と酸素原子1個によってしか発生しないため、これが見つかれば、そこに紛うことなきH2O、すなわち水の存在が確定する。