『エール』山崎育三郎・津田健次郎・ルパンレッド、主役を食う豪華脇役

日刊大衆

山崎育三郎
山崎育三郎

 10月28日放送の連続テレビ小説エール』(NHK)で、主人公・裕一(窪田正孝/32)の幼なじみで歌手の久志(山崎育三郎/34)が変わり果てた姿で再登場。やはり幼なじみの鉄男(中村蒼/29)はもちろんのこと、ほかにも注目の俳優も脇役として登場し、話題を呼んでいるようだ。

 戦中、戦後を経てやさぐれてしまった久志は、闇市近くの家で麻雀や酒に明け暮れる日々を送っていた。久志のもとを訪れた裕一はその変貌に驚きながらも、『栄冠は君に輝く』の歌い手になってほしいと頼みこむが、久志に断られてしまう。その頃、裕一と音(二階堂ふみ/26)の娘、華(古川琴音/24)は、甲子園を目指す高校球児、竹中渉(伊藤あさひ/20)と急接近。音はその様子を眺め、華の恋心を知る。

 その後、久志は鉄男とも激しく衝突し、ついには、藤丸(井上希美/28)が裕一の元に駆け込んできて、久志がいなくなったことを告げる。久志が実家の福島に帰ったことを知った裕一は、福島に向かい久志と再会する……。

 ツイッターでは『エール』随一の人気キャラ、プリンス久志の荒れ果てた姿が話題になり「こっからやぞーひさし〜」「ひさし、がんばれ!」と、久志へのエールがあふれていた。

 また「鉄男に胸ぐらをつかまれたシーンは本当に胸がいっぱいになった」「鉄男のまっすぐな正義が苦しくて突き刺さる」と、中村蒼演じる鉄男との友情に心をつかまれたファンが続出しているようで、多くの視聴者が彼ら脇役たちの活躍に、胸を熱くしていた。

■戦隊ファンのママも歓喜

 さらにこの日は『エール』のナレーションを務めている、津田健次郎(49)へのつぶやきも多かった。実は今週、津田は久志の麻雀仲間のちょい役として登場していたのだ。これには「津田健次郎さんが本篇にも出てる!?」「見逃しませんでしたよー、声で分かる!」と多くのファンが反応。津田は『テニスの王子様』などの人気作で名を馳せた人気声優だけあって、アニメ好きからも一躍、注目を集めることとなった。

 そして、もう1人話題を集めた人物が、華といい関係になりそうな、野球少年の竹中を演じる伊藤だ。ツイッターでも「朝からルパンレッド出てたからなにごと!? と思ったら朝ドラですね」「ルパンレッドのときとは印象が違った」「今日のエールに出てた学生、ルパンレッドか! 最高や」などの投稿が相次いだ。いつもと違う、球児らしいボウズ頭だったにもかかわらず、ファンは見逃さなかったようだ。

 伊藤は2018年に『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系)のルパンレッドとして、世のママたちを虜にした若手俳優で、この放送回直後は「ルパンレッド」がツイッターのトレンド入りをしていた。しばらくは高校野球の歌『栄冠は君に輝く』をめぐる物語が続くので、まだまだ伊藤の活躍するシーンがありそう。

 山崎育三郎らドラマ前半からの脇役に加えて伊藤あさひの登場と、とにかく『エール』は脇役がゴージャスだ。放送は残り1か月を切ったが、主演の窪田、二階堂に加え、彼ら脇役の演技も、まだまだ楽しめそうだ。

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