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　近年、口腔の健康が全身の健康にも影響を及ぼすことが分かってきており、それに伴い、国内のオーラルケア関連製品の市場規模は年々拡大し、「予防歯科」という言葉も広く知られるようになるなど、歯科への関心はますます高まっています。虫歯・歯周病の治療やメンテナンス（定期検診）からホワイトニングなどの審美歯科まで、歯科に対するニーズは増大・多様化し、多くの人が「良い歯科医院」に出会いたいという想いを持っているのではないでしょうか。
　その一方で、日本全国の歯科医院数は約6万8,000医院にものぼり、「コンビニよりも多い」と表現されることもあるほどです。自身の生活圏内だけでも複数の医院が立ち並び、それぞれ得意な診療分野も異なれば、雰囲気もさまざま。その中から自分に合った歯科医院を見つけ出すのは、簡単なことではありません。

　「良い歯科医院」を選ぼうとしたときに参考にされるのが、医院のホームページやそこに載っている写真、そして動画です。特に動画によって伝わる情報量は、文字情報の約5,000倍とも言われており、短時間であっても効率的に情報収集を行うことができます。最近では、ホームページで情報発信に努めている歯科医院こそ多くありますが、「動画」まで載せているものとなると、その数はまだ多いとは言えません。
　また、ブランディングテクノロジー社の調査によれば、歯科医院利用者の実に半数以上が、医院選びのため視聴する動画に、「院長の人柄と雰囲気」が分かるものであることを求めています。ここから考えられるのは、「気になっている歯科医院があるけど、先生の人となりがよく分からないから一歩を踏み出せない」と思い悩む人がいるということ。