「アジアの女には性的虐待をしたって構わない」コロナ感染再拡大で欧州に広がるアジア人差別、手を出された被害者も (2/2ページ)
「イギリスはもともと多くの人種がいて、差別することには敏感でもあるので、フランスのようにSNSでアジア人を潰せというような運動は今のところ展開されていません。ですが、心ない言葉を発する人は一部でいます。私の周りでは手を出された日本人はいませんが、みんな、外でコロナの話はしないなど、警戒はしています」(イギリス在住日本人)
一方で、あまり差別が感じられないというのがドイツだ。ドイツはフランスと同日にロックダウンを発表したが、ロックダウンそのものには反発がありデモなどが行われているものの、新型コロナウイルスの流行をアジア人と結びつける人は少ない。田舎の方では知らない人に「お前のせいでまたロックダウンになった」と言われたアジア人がいたという話は聞いたことがあるそうだが、ドイツ在住の日本人の声を聞くと、現地はそこまで深刻ではないという。
「そもそもドイツではロックダウンをしてもあまり生活に支障がないと思っている人が多いです。娯楽施設や飲食店は閉まっていますが、飲食店ではテイクアウトもできるし大きなスーパーも開いているし、ロックダウン自体をそこまで窮屈に感じていないという声が多いですね。ロックダウン後、子どもと近所を散歩しましたが、知らない人が挨拶をしてくれますし、いつもと変わらない光景です。とは言え、ロックダウンに反対する人は一定数いるので、フランスのようにアジア人差別を呼びかける運動がいつ始まってもおかしくないなと怯えてはいます」(ドイツ在住日本人)
新型コロナウイルスがもたらした弊害は、差別にまで及んでいるようだ。