松井一郎市長は「政界引退」表明、「都構想」で拡散された“誤情報”とは? (2/2ページ)
そうしたら維新の議員は『都構想になればこうなる』といった、日本語になっていない説明をしていると言うんです」
投票率は62・35%で、前回を4ポイント下回って盛り上がりにも欠けた。賛成派・反対派も大阪以外から応援に駆け付けたのは、前回は反対派だったが今回は賛成に寝返った公明党の山口那津男代表くらい。前回の2015年の敗北後、12月の大阪市長の任期満了をもって政界を引退した橋下徹氏もツイッターやテレビでの発言の側面応援のみで塩対応だったと言える。
「橋下さんは政治家引退のけじめの意味からか、維新と連携するといった政治活動は一貫して行っていません。ただ提唱者ですからね。もっと積極的にプッシュしてもとは思いますね。前回の住民投票の直前に、都構想の経済効果は4000億円と言っていたのを最後は1億円と訂正せざるを得なくなりましたから、その苦い記憶があるのでは? と勘繰ってしまいます。また公明党の市議があまりに静かだったのもとても気になりました。党の方針の一方、支持者レベルでは反対派の意見が根強かったのだと思います」(前出・大阪市政記者)
笛吹けど踊らず。維新が一度振り上げた拳の落としどころが見当たらないまま住民投票が強行された印象だけが強く残った。
(猫間滋)