風呂、トイレ、目覚まし時計…秋冬の突然死から「身を守る」7か条 (2/2ページ)
便座に座って、のんびりとするほうが良いですね」
〈夜7時/部屋に入ってすぐ、コートやスーツを脱いで、部屋着に着替える〉
こんな当たり前の行動にも、落とし穴がある。
「帰宅時の冷え切った部屋で、手袋やマフラーなどの防寒具を一気に脱いだことで、急激な温度差を感じて血圧が上がり、脳出血を起こしたケースがありました。着替える前に、部屋を十分に暖めましょう」
〈夜10時/冷えた体を温めるため、42度の熱い湯船に飛び込む〉
これは絶対にやめるべき習慣として、心に刻みたい。
「脱衣所は寒く、お湯は熱々。こうした激しい温度差で、血管が収縮し、血圧が上がってしまいます。私の患者さんも3人ほど、風呂場で亡くなっています」
入浴関連での死亡者数は年間2万人以上と、交通事故による死亡者数の約4倍に上っている。
「ポイントは温度差を緩和すること。脱衣所を暖めておき、お湯は40度くらいにする。必ず、かけ湯をして入浴してください」
〈夜11時/高校生の娘から電話が来る。進路を巡って激しい口論になる〉
怒りすぎもまた、血圧を上げる要因になる。イライラしても何も良いことはない、と覚えておこう。
「怒ることを“キレる”なんて言いますよね。娘と口論になり、本当に脳の血管が切れてしまい、脳出血で亡くなったケースがあったそうです。私の場合、机を叩いて怒ったときは、血圧が200を超えていました。ただ、八つ当たりで発散させるのは厳禁ですよ」
急がない、怒らない、我慢しない。寒い季節を、おおらかな気持ちで過ごして自分の命を守ろう。