プロ野球2020年ドラフト“明暗残酷”セ・パ「天国と地獄」通信簿 (2/3ページ)

日刊大衆

「方向性が一番分かりやすかったのは、楽天と広島です。即戦力を中心に、指名はともに投手5、内野手1。現状でも打線は機能していますから、課題が投手力の底上げというのはハッキリしている。中長期的な視点はともかく、“来年、勝ちに行くんだ”という強い意思を感じましたね」

 他方、チームとしての余裕を見せつけたのが、ともに近大・佐藤をクジで外した、巨人とソフトバンクだろう。

「巨人2位の山崎伊織(東海大)やソフトバンク育成1位の佐藤宏樹(慶大)らは今年、トミー・ジョン手術を受けたばかりで、すぐに投げられる状態にない。そうした将来性重視の指名ができるのも、両者に共通する余裕の表れと言えそうです。特に巨人にとっては、外れ1位の平内龍太(亜細亜大)や2位の山崎をブレイクさせれば、菅野智之、戸郷翔征に続く先発の柱の登場となるだけに、じっくり育てるつもりでしょう」(前出のデスク)

 育成指名の多さという点も、共通していた。

「ソフトバンクは、支配下の5人全員を高校生で固める独自路線で計13人。巨人は、育成ドラフト枠で制度創設以来、史上最多となる12人を指名。支配下を入れて計19人の大量指名となりました」(前同)

 潤沢な資金力を背景にした両球団の“肉食系”な姿勢には、批判もつきまとう。だが、プロの世界は強者こそ正義。前出の里崎氏も、こう評価する。

「今年はコロナ禍もあって、いつも以上に不確定要素が多かった。3軍を持つ両球団としては、当然の選択をしたまでだと思います」

■独自路線を貫いた球団も

 また、一貫して独自路線を貫いた球団も目立った。

「DeNAや広島は、競合を避ける従来通りの“一本釣り”で、入江大生(明大)や、栗林良吏(トヨタ自動車)といった逸材を順当に獲得。

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