僧侶が登場する歌舞伎や日本舞踊などの伝統芸能の有名な演目を紹介 (2/2ページ)

心に残る家族葬

法華僧は題目「南無妙法蓮華経」を唱えて太鼓を叩き、浄土僧は鉦を叩きながら念仏「南無阿弥陀仏」を唱えて、我こそは獅子を退散させられると主張。

しかし、言い合いをしている内に、互いの言葉がごちゃ混ぜになり、法華僧が念仏を、浄土僧が題目を唱えてしまう。最後は暗雲たちこめ、獅子が出てきそうな気配に、慌てて「だるま法師のころころと」という歌詞のままに、慌てて山を降りていく。

■遊女が普賢菩薩に姿を変える「時雨西行(しぐれさいぎょう)」

舞踊「時雨西行」は、かつて北面の武士だった西行の物語だ。出家し旅を続けている西行は、雨に打たれて、一夜の宿を借りる。その家の主人は遊女・江口の君。不思議なことに西行が目を閉じると、江口の君は普賢菩薩の姿となる。最後には江口の君は普賢菩薩のまま白い象に乗って去っていく。観ている側も普賢菩薩の霊験に触れたような、厳かな気持ちにさせてくれる幻想的な作品だ。

■参考資料

■「日本舞踊曲集覧」森治市朗 1942年 日下部書店 
■「歌舞伎教室 作品編Ⅰ、Ⅱ」1990年 ライフワーク研究所

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