三浦瑠麗「松本人志にどストレート反論」で…思い起こされる“CM騒動”
11月8日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に、国際政治学者の三浦瑠麗(40)が出演。共和党のドナルド・トランプ氏(74)とジョー・バイデン氏(77)の2人が激戦を繰り広げたアメリカ大統領選挙の結果について、MCのダウンタウン・松本人志(57)と議論を交わしたが、その内容が物議をかもしている。
「以前から三浦は、歯に衣着せぬ物言いが持ち味のコメンテーターでした。過熱しやすい政治がらみのトークでは、コメントに反感を抱く視聴者も少なくない。たとえば18年2月11日の放送で“北朝鮮のテロリスト分子が日韓に潜んでいると発言、とりわけ大阪が危険”という旨の発言をして、“根拠がない”“いたずらに不安をあおりかねない”と批判されたこともあります」(女性誌記者)
今回の場合、トランプについて意見する松本に対して、「ぬるま湯の日本政治に住んでるからそれが言える」と発言したことで、視聴者から《発言の後、スタジオが凍り付いていましたよ!回からは、発言に気をつけてください!》《んー日本がぬるま湯なのでなくアメリカが熱湯すぎるのでは?》と、顰蹙を買ってしまったのだ。
■松本の発言を完全否定
松本の「シンプルに4年間好き放題やってきた人(トランプ)が結果、半分ぐらいの人に嫌われるというのは失格だと思う」「国民の生命や財産がかかっているわけやから、4年間さんざんやってこの結果は負けやと思うべき」という発言に対して三浦は、
「松本さんアメリカに移住しないほうがいいですね。逆に、移住したらガチガチの共和党員になってると思います。たぶん電話してきて、いやもう、バイデン信じられんとか絶対言うと思うんです。つまり、松本さんの感覚は日本にいて、日本社会だからこそそういうふうになりますけど、アメリカにいたら、自分の権利だと思っていたものが、完全に取り上げられるかもしれない決断を、敵方が勝ったらされちゃうわけです」
と反論。さらに、日本の大阪都構想も僅差だった例を挙げようとした松本の言葉を遮り、
「それは日本だからで。私は維新を“清々しいアマチュアリズム”って書いたんですけど、アマチュアリズムを“清々しいね”“サムライスピリッツだね”って言えるのは、ぬるま湯の日本政治に住んでるからそれが言える。アメリカみたいに本当に民主と共和が拮抗したら、仁義なき戦いで最後の一票まで取りにいく」
と、バッサリ切り捨てたのだ。
■かつてCMに出演しただけで不買運動がおきたことも
SNSでは《ちゃんと黙って相手の意見聞いてんのちょいと松本見直した》《今日のコメンテーターは、局アナ含めて最悪。松本さん、とてもまとも。三浦瑠璃ちゃん、ここは日本。ちゃんと話聞きなさい。潔さと、リーダーの資質の話をしている》《大統領を直接選ぶアメリカと、国会の多数を占めた勢力から内閣総理大臣が出る日本では、そのへん違って当然だろ》
と、松本の姿勢を評価する声や、三浦の発言に意見する声が多く見られた。
「一部では、あまりに発言が反感を買いすぎると、AmazonプライムビデオCMのときのようになるのでは、という声もある」(前出の女性誌記者)
今年7月31日、三浦はAmazonプライムビデオのCMに出演。しかし、放送が始まってから約2週間後、8月17日にツイッターで『#Amazonプライム解約運動』というタグでの投稿が出回り始めたのだ。
■CMの終了は当初の予定通り
その結果、同CMは、18日までにAmazonのYouTubeチャンネルから削除された。8月19日の『日刊ゲンダイDIGITAL』の取材に、AmazonPR担当者は「皆さまの反応を真摯に受け止め、今後の製作に反映したいと思います。このCMは当初の予定通り、まもなく終了します」とコメントしており、CMはツイッター等での運動で止めたのではなく、あくまで当初の予定通りであるとしている。
「視聴者から反発を受けたのは、三浦氏が過去、徴兵制の導入を主張したり、先述のように北朝鮮の話題で“大阪に工作員が潜伏している”という話をしたりと、過激な発言が理由の1つとされています。こうした歯に衣着せぬコメントが三浦さんの持ち味ですし、今回の“ぬるま湯”発言を支持している人も多いですが、あまりに過激だとこのご時世、すぐ炎上しかねないですからね……」(制作会社関係者)
あまりにモノ言いが直接すぎて、『ワイドナショー』も降板、なんてことにならないように祈りたい……。