村上信五「フジ拒否」で「NHK朝の顔」に!?進む「関ジャニ解散」行程表

『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)や『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(フジテレビ系)といった人気番組でMCとして活躍する、関ジャニ∞の村上信五(38)。その能力の高さから“ポスト中居正広(48)”との呼び声も聞こえてくるが、ついにNHKの朝の顔になるかもしれないという。
11月12日発売の『女性セブン』(小学館)が、NHKの朝の情報番組『あさイチ』の3代目司会に村上の名前が挙がっていると報じたのだ。
「『あさイチ』は2010年3月に放送が始まり、当初はV6の井ノ原快彦(44)と有働由美子アナウンサー(51)という体制でスタートしました。この2人のコンビネーションは非常に視聴者に支持され、視聴率が15%以上のときもあり、民放各局のワイドショーを抑えて1位を突っ走っていました。
しかし、2018年4月からMCが博多華丸・大吉と近江友里恵アナウンサー(32)に交代すると、視聴率は1ケタ台半ばまで落ち込むことも。公共放送であるNHKも、結局は視聴率を気にしています。低迷する視聴率を回復させるためにも、テコ入れのために、村上の名前が挙がったのではないでしょうか」(女性誌記者)
■フジテレビの“朝の顔”拒否のワケ
村上はNHK『あさイチ』だけではなく、民放からも朝の顔の候補として名前が挙がっていた。
「フジテレビの『とくダネ!』です。現MCの小倉智昭(73)が“フジテレビが(予算の面で)大変なら”という理由で、来春で勇退することが決まったと7月27日付の『文春オンライン』が報じていました。そして、その後、複数のメディアが、小倉の後継として村上が浮上してきていると伝えました」(女性誌記者)
村上は、2017年から3年連続で『FNS27時間テレビ』のキャプテンを務めており、フジテレビへの貢献度も高い。
制作会社関係者は、
「実際に、フジテレビは村上さんにオファーを出したといいます。しかし、残念ながら交渉はまとまらなかったそうです」
と話し、こう続ける。
「フジテレビは今、13歳から49歳の“キー特性”の視聴率を重視しています。そこで73歳の小倉さんから、関ジャニ∞として活動し、若いファンを持つ村上さんにチェンジしたいと考えたと言われています。
加えて、コロナ禍での広告出稿減もあって、番組制作費が大幅に削減されていることも関係します。まだ若い村上さんは、大御所の小倉さんよりもかなり安い金額でMCを受けてくれるのでは、という思惑もあったとささやかれています。しかし、ジャニーズ事務所サイドからの返答はノー。その低いギャラがオファー拒否の一因になったと言われていますね」
■NHKと民放局の明確差
また、村上には関ジャニ∞の活動があることもネックになった。
「朝8時から放送される『とくダネ』のMCをやる場合、局の入り時間は、早朝5時。これを平日は毎日やらなければなりません。関ジャニ∞としてライブをやった翌日に放送があった場合、かなりキツいスケジュールになりますし、やはりこれが一番引っかかったようです」(前出の制作会社関係者)
しかし、『あさイチ』も朝8時15分からの放送で、『とくダネ』と時間はほぼ変わらない。スケジュールの問題だというのなら、『あさイチ』への出演も難しいはずだが……。
芸能プロ関係者は言う。
「そこは、NHKと民放の差ではないでしょうか。やはり、全国でくまなく放送され、かつ出演することでイメージアツプにつながる公共放送NHKのパワーは違う。
NHKの朝の顔と比較すると、フジテレビのそれはそこまでの影響力はなく、かつギャラも安いとなるとオファーを受ける理由がなかった。そんな中で、『あさイチ』からMCオファーがくれば話が違うと。ジャニーズの先輩の井ノ原さんも、同番組のMCを経て、タレントとしてよりパワーアップしましたし、それを考えると、グループ活動があってきついスケジュールになっても、『あさイチ』のMCを受けたいと考えるのではないでしょうか」
■国民的MCを目指して
『月曜から夜ふかし』では、村上がマツコ・デラックス(48)から『NHK紅白歌合戦』の司会になれるかについてイジられ、野望を語る場面が時折見られるが、
「村上さんは、他の場所でも言っているように『紅白』司会を本気で目標にしているといいます。彼は、『NHK杯 輝け!!全日本大失敗選手権大会 ~みんながでるテレビ~』などでNHKの司会をやっていますが、もっと同局で経験を積んで、真の全国区タレントになりたいのでしょう。
そして、『あさイチ』のような局の看板番組でMCをやり、目標である『紅白』の司会へとつなげたいのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)
MC業をやっている以上は、やはり紅白は一度は経験したい舞台なのだろう。
「村上さんは、MCとしてのテクニックを学ぶため、かつて明石家さんまさん(65)に“弟子入り志願”したほど意欲が高い。『紅白』の司会という最高の名誉を手に入れて、MCとしての地位を盤石なものにしたいのでしょう」(前同)
■錦戸の退所時に“グループの限界”を訴えた!?
村上がMCとして確固たる地位を築きたいのは、将来を見据えてのことでは、ともささやかれる。
「村上さんがMCとして自身の足場を固めたいのは、アイドルとしての限界が近づいていることを感じているからでは、と言われています。そろそろ40歳になりますし、関ジャニ∞の一員として、女の子たちから黄色い声援をいつまでも浴び続けられるとも思っていないようです」(前出の芸能プロ関係者)
2019年9月に錦戸亮(36)がグループを離れたとき、村上はジャニーズ事務所の上層部にある提案をしたと言われている。
「前年に辞めていた渋谷すばるさん(39)に続いて、グループの音楽面の中心にいた錦戸さんも去ってしまった。村上さんは、“もう関ジャニ∞はグループとしての体をなしていない。もう解散するしかないんじゃないでしょうか”と詰め寄った、とささやかれています。その後、村上さんたち5人は、ファンのことを思い、グループ存続への気持ちを持ち直したそうですが、以前に比べるとモチベーションは下がっている、と聞こえてきます」(前同)
■“外部”と積極的につながりを持つ
前出の芸能プロ関係者は続ける。
「関ジャニ∞としての“限界”は、遠くない未来に来るという考えは変わらず、グループとして活動しているうちでも、チャンスがあればMC業をメインにした体制にシフトしたい、と考えているとささやかれています。実際、村上さんはジャニーズ事務所ではない芸能プロダクションの幹部とも会い、“今後”を話していると言いますからね。
そうした中で、『あさイチ』のオファーが届けば、これ以上にない機会でしょう。これをきっかけに、村上さんの中のMC色はより濃くなるでしょうし、番組が好調でMC業がより多忙になれば、関ジャニ∞の活動よりも優先していく可能性はあるでしょう。それでもし数年後、『紅白』の司会まで決まったら、それは、いよいよグループを離れる時かもしれません。渋谷さん、錦戸さんときて、村上さんまで抜けることになれば、さすがにグループ存続は厳しいでしょうね」
関ジャニ∞の未来を握るのは、村上なのかもしれない。