体は覚えていた。アルツハイマー症の元バレリーナ、「白鳥の湖」を聞いて踊りだす(スペイン) (2/2ページ)

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・曲に合わせてしなやかに手を動かし始めたマルタさん
マルタさんは車椅子に座って、じっと音楽を聞き入っていたようだ。しばらくすると、マルタさんは曲に合わせて右手をゆっくりと動かし始めた。
目を閉じたマルタさんは、脳の奥の引き出しにしまってある、何度も聞いたことがあるであろうその音楽の記憶をたぐり寄せた。
マルタさんがニューヨークの舞台で踊っていたのは1967年と、50年以上も前のことだが、馴染みのある音楽と踊りは大切にしまわれていたのだ。
マルタさんは、元プリマ・バレリーナだった現役時代のように、しなやかに美しく両方の手と腕を使って舞い始め、同時にその表情にもわずかに変化を見せた。

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動画には、当時マルタさんが踊っていた現役姿も収められている。マルタさんの上半身の動きは、若き日の頃と同じと言っていいほど、とても美しい。

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この撮影からしばらく経って、マルタさんはその生涯を閉じたそうだ。
過ぎ去った貴重なバレエ時代をマルタさんに思い出させた音楽の素晴らしい力を動画で実感した人たちからは、多くの感動の声が寄せられたという。
written by Scarlet / edited by parumo
追記(2020/11/15)本文を一部修正して再送します。