鈴木京香だけじゃない『共演NG』元乃木坂46若月佑美・小野花梨の怪演に注目!
今期はシャレているなあと思うドラマが多い。特に制作側のイキな遊びを感じ、回を追うごとに好きになるのが『共演NG』(テレビ東京系)だ。テレビ業界の裏側を覗き見ている感じで、とても面白い。
私の大好物である「振り回されて困った顔の中井貴一(59)」を拝めるだけでもうれしいのだが、女優陣が揃いも揃って最高! 鈴木京香(52)は、同じく中井貴一とのコンビで、三谷幸喜監督の『short cut』(WOWOW)も面白かった。この並びの安定感よ!(Amazonプライムビデオで無料配信中)。
大女優の風格、演技力、そしてコメディセンスと隙がない鈴木。なんといっても若すぎず、老けすぎずの美が絶妙。年を取るごとに得た経験を美しさに変え、理想的に仕上がった等身大の輝きをとても気持ち良く放っている人だと思う。今回も“大女優”という立ち位置を、自らイキイキといじっている余裕がたまらない。
そして若手女優の共演NGを演じている若月佑美(26)と小野花梨(22)も素晴らしい。若月は、実は私は彼女に数度、ひと目惚れしている。まったく興味がなかった『今日から俺は!!』(日本テレビ系)の第4話の予告を偶然に見て、若月が演じる明美がビックリするほどカッコよく「この子が見たい! 誰?」とドラマを見始め、結果的に全話見ることになった。
『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)も、「天馬役の子うまい! 誰?」と驚いて調べたら若月で「エエッ、明美ちゃんと同じ人に見えない!」と驚いた。そして今回も、篠塚役の女優さんうまいなあと思ったら「エエエッ、またもや若月さん!?」……。
■鈴木京香とタメを張る演技
私が人の顔の覚えが悪いというのもあるかもしれないが、いやいや、彼女ほど、ドラマによって印象が変わる人は少ない。ある意味、天才肌だと思う。事実『共演NG』第3話は、彼女が全部持っていった。鈴木京香に抱きつき、崩れるように泣くシーンはもらい泣きしてしまった。
そして、その篠塚と共演NGの内田を演じる小野も、これまた怪優。彼女は2011年の『鈴木先生』(テレビ東京系)が強烈に印象に残っている。「この若さでここまで性欲が垂れ流れている感じをリアルに演じてこの子、何もの? 大人が守ってあげないとヤバい役ばっかり来るんじゃないか」と勝手に心配していたが、すくすくと才能を伸ばしていた。
第3話ではもっと小野と若月の仲直りシーンを細かく見たかった……。と思ったら、どうやらParavi配信の「殺したいほど疲れてる!~『共演NG』のホントにNGな舞台裏~」で楽しめるようだ。うーん、まんまと動画に誘われそうだが、やはり本編で見たかった。
ドラマの中で女優を演じるというのはとても難しいと思うが、それを見事に魅せてくれる若手の2人から目が離せない。鈴木京香を含めた女3人で、長めにワチャワチャする回、希望!(田中稲)