「介護離職ゼロ」社会を目指す!福祉・医療の専門家によるオンライン相談。2020年12月1日事業スタート! ―新型コロナウィルス感染症も事業開始の契機に― (4/5ページ)
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3MDI2MCMyNTgzMjcjNzAyNjBfa3RGd3FiRldPay5qcGc.jpg ]
17年間ケアマネジャー(介護支援専門員)として、様々な介護の相談に応じてきました。その中で「家族の介護は自分が頑張らなくては」と思いつめ、仕事を辞めてしまわれるご家族に出会うこともありました。また、介護をしながら仕事を続け、悩みのあまりメンタルヘルス不調となる方もおられました。
そしてこのような方々が「家族の介護が必要になる前に詳しく相談しておきたかった」「自分の健康や仕事のことも相談したい」というニーズをお持ちであることが分かってきましたが、現状の介護保険制度では、このニーズに応えることができません。
しかし、介護離職や介護による孤立、ひいては介護殺人などの報道も目にするようになり、この「社会問題」は誰にとっても他人事ではない、ましてや福祉の専門家である私にとっては、重大な課題であると思いました。
在宅介護で大切なことは一人で抱え込まないこと、と言われますが、残念ながら日本の社会では、家族の介護について他者に話したがらない傾向がまだまだ強く見られます。しかし、子育て同様に介護も「社会全体で担うもの」と捉え、社会や企業が多様な方法で個人をサポートすることが必要だと感じます。
その第一のサポーターとして、福祉の専門家たちが既存の制度にとらわれず、フレキシブルにその経験やセンスを発揮できれば、今の時代に必要とされる支援が実現できるのではないだろうか、と考えるようになりました。
そして今年、思いもよらない新型コロナウィルス感染症の影響で気軽に対面で相談ができない環境となり、介護者の孤立が更に浮彫りになりました。