月7万円の収入で十分 74歳牧師の貧しくも豊かな暮らし (2/2ページ)
でも「ケチ」にはならない
クリスチャンとしての人生が今の生活に結びついたのは確かだが、「お金がないことそのものを楽しむ」ための工夫は宗教に関係なく参考になるはず。
生活を楽しむ手段でもあり、同時に節約の手段でもあるのが、ミツコさんが「一番お金がかかり、一番節約できる」としている食費だ。3食手作りするのが、お金もかからず、なおかつ自分の好きな味付けにすることができていいのだとか。
ただし、お世話になった人にごちそうしたり、人をもてなしたりなど、人付き合いにはできる範囲(5000円ほど)でお金を使っている。7万円という収入を考えると痛い額だが、次の月に節約して調整している。
「つつましく暮らす」のと「ケチになる」のは違う。自分にばかりお金を使うのではなく、たまには他人のためにお金を使うのは、お金がなくても豊かに暮らすための秘訣なのだろう。
何をするにもお金がかかる私たちの暮らしだが、「できるだけたくさん稼ぐのが、幸せな人生への唯一の道」だという考えには凝り固まらないようにしたいもの。上ばかり見るのではなく「今この瞬間」を楽しみたい人には、ミツコさんの暮らしは魅力的に映るのではないか。
(新刊JP編集部)