マッチ不倫報道でメディアの“忖度”が物議 日常生活でも無意識的に行っている“忖度”の正体とは (1/2ページ)

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 12日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で25歳年下の女性社長との不倫疑惑が報じられた、ジャニーズ事務所所属タレントで実業家の近藤真彦。芸能人の不倫報道といえば、週刊誌に続いて続々とワイドショーなど情報番組が取り上げるというのがよくある流れだが、今回は少し違った。

 週刊誌報道から3日が経過した15日、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が『ワイドナショー』(フジテレビ系)の中で、近藤の不倫疑惑がなかなか情報番組で報道されないことについて、「もうちょっと平等に扱うべき」「長い歴史の中で、大手事務所をスルーしましょうっていうのが、各局染みついちゃってて」などと言及した。

 ​松本人志、ジャニーズに忖度なしで好評? マッチ不倫報道の前から独自の発言​​​

 ジャニーズ事務所といえば、国内の芸能界では言わずと知れた大手芸能事務所だ。ジャニーズタレントに関するこれまでの不名誉な行動に関する報道は、近藤に限らず、メディアの「忖度」によって抑制されていると感じられる場面が確かにあった。

 ジャニーズはなぜ忖度されやすいのか?その理由は、忖度する時のメカニズムを理解すれば見えてくる。

 「忖度」という言葉は、過去の政治問題で頻繁に使用されたことをきっかけに、どこか含みを持った悪いイメージとして捉えられることが多いが、本来は「他人の気持ちを推し量る」というシンプルな意味を持つもので、それ自体は悪いことではない。

 忖度するというような、相手の立場に立って考えるという機能は、「心の理論」とも呼ばれ、人が成長する過程で獲得していくものと考えられている。心の理論をどれだけ有しているかは、個人の性質や生育環境によって差がある。相手の気持ちや立場について考えることが多かった人や、その考えが正しかったかどうか確認する機会が多かった人ほど、この能力が高くなる。

 忖度をする理由として考えられる心理の働きには、共感性・承認欲求・自己保身などがある。

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