EXITもミキも敗退!!「第7世代はもう古い!」12月M-1「下克上コンビ」
11月18日、年末に行われる『M-1グランプリ2020』の準決勝に進む25組が発表。昨年の同大会で3位に輝きブレイクしたぺこぱをはじめ、ニューヨーク、ゆにばーす、見取り図といった人気のコンビが駒を進めた。
その一方で、コロコロチキチキペッパーズ、三四郎、スリムクラブといった知名度のある芸人たちが準々決勝で敗退。“とにかく面白い漫才”が基準という『M-1』。“看板”はあまり関係ない、実力勝負だということを思い知らされる。
「2018年大会で霜降り明星が優勝して以降、芸能界において強烈な存在感を獲得した『お笑い第7世代』ですが、EXIT、ミキ、四千頭身、ぼる塾といった、この世代を代表する芸人も今回の『M-1』では敗退しています」(芸能記者)
今、テレビ界で引っ張りだこの第7世代であろうが、まったく関係のない厳しい戦い。しかし、彼らが安心できないのは、『M-1』の舞台だけではないようだ。
■第7世代でも淘汰が始まっている!
11月20日発売の『FRIDAY』(講談社)では、業界ではすでに第7世代の淘汰が始まっていると伝えている。記事では、EXIT、四千頭身、『流行語大賞』にノミネートされているフワちゃん(26)、ぼる塾、ぺこぱは今でもスケジュールの取り合いになっているというが、他の芸人たちはキャスティング会議で名前が挙がる機会が減っているという。
「驚くことに冠番組『霜降りミキXIT』(TBS系)を持つミキをはじめ、宮下草薙、3時のヒロインの福田麻貴(32)、ラランドのサーヤ(24)の評価も微妙になってきているそうです」(前出の芸能記者)
『M-1』の準決勝進出組を改めて見ると、2019年結成のタイムキーパー、2013年結成のからし蓮根といった、メンバー2人とも20代の超フレッシュなコンビも見られる。
「第7世代の淘汰が始まったという報道と、若手有望株が『M-1』準決勝に進出していることをみると、さらに新しい世代がお笑い界に侵攻してきているようです」(前同)
■優勝ある!? 超期待の3組!
準決勝に進出したコンビの中から、特に押さえておきたい新スター候補3組を、お笑いライターに挙げてもらった。まずは、ダウンタウン、ナインティナイン、千鳥らが歴代優勝者に名を連ねる、売れっ子の登竜門『ABCお笑いグランプリ』の現王者・コウテイ。
「コウテイの2人もまだ20代ですが、令和ブレイク芸人の筆頭との呼び声も上がっています。コントもできる技量があるのですが、魅力はやはり漫才。セオリー無視で我が道を行くタイプです。会話のテンポは独特で唯一無二。ゆるさがありながら、ここぞのタイミングでテンポをつけて一気に畳み掛けてくる。かと思えば、途中に歌ネタを織り交ぜてきて、ネタの展開が自由すぎるのが魅力です。
ボケの下田真生(27)の立ち回りはどことなく、霜降り明星のせいや(28)に似ているような気もしますが、掴みどころがなく、つい目を奪われてしまう。そして、ツッコミの九条ジョー(26)は“ズィーヤ!”という、いつか流行語大賞の候補に選ばれそうなキャッチーなフレーズで、笑いを誘ってきます。
一本の漫才で、ありとあらゆる笑いを織り交ぜてくる。まるでナックルボールのようなお笑いです。もし決勝に進んだら、順位に関係なく、昨年のぺこぱが与えた以上の衝撃を世間に与えるでしょうね」(お笑いライター)
■賞レースで決勝進出の実力コンビ
2番目に挙がったのは、今年の『キングオブコント』でも決勝に進出したロングコートダディ。2人とも30代だが、これからの活躍が期待されているという。
「ロングコートダディは、2019年に続いて2度目の準決勝です。『キングオブコント』では、『井上さん』という仕事をテーマにしたネタだったのですが、5分の制限時間のうち、30秒以上ダンボールを黙々と運ぶだけという思い切ったことをやってのけ、兎(32)が扮する筋肉ムキムキな井上さんも相まって強烈なインパクトを残しました。
兎と堂前透(30)の間で、明確な役割分担が決まっておらず、ゆるいの流れが特徴。貞子を現実的な方法で封じ込める、神様の使いがやってきて格闘技ふうの煽り動画を撮る、といった非現実なテーマに日常的な要素を織り交ぜるネタが魅力です。
コウテイほどクセが強い感じではないのですが、ネタを見た後になぜか優しい気持ちになれる。柔らかい2人の雰囲気とネタは、コントよりも漫才のほうがより際立つでしょうし、期待は大きいですね」(前出のお笑いライター)
■有吉にもハマった!? 正統よりのコンビ
ロングコートダディと同じく、今年の『キングオブコント』で決勝に進み、11月4日放送の『有吉の壁』(日本テレビ系)に初出演した滝音。『M-1』準決勝の進出は今回が初めてだ。
「コウテイ、ロングコートダディに比べると、正統派のコンビです。ボケの秋定遼太郎(33)は、少し浮いたような軽い雰囲気で、無邪気さがある。これにさすけ(30)の素早いツッコミが滑り込み、心地よい漫才になっています。これだけだとありきたりに思えてしまいますが、さすけのツッコミワードが非常に独特なんです。
“キモミルフィーユ”“サプライズフィニッシュ”と造語なのに意味が通じてしまう絶妙な言葉選びのセンスはさすが、名門・大阪大学出身。ボケの秋定がむやみにさすけの造語に乗っからないので、テンポが崩れずに笑いのポイントを作り出せるところは非常に強い。もしかしたら、さすけのツッコミが流行語大賞を獲るときが来るかもしれませんよね」(前出のお笑いライター)
■才能ひしめき合う「よしもと漫才劇場」
3組とも『M-1』での結果にかかわらず、近いうちにブレイクしそうだ。
「コウテイ、ロングコートダディ、滝音はいずれも2014年にできた『よしもと漫才劇場』の舞台を経験しています。今回の準決勝に進んだ中でもからし蓮根、カベポスター、ニッポンの社長、タイムキーパー、おいでやすこがのおいでやす小田(42)、インディアンス、祇園、見取り図と経験者が多い。霜降り明星も『よしもと漫才劇場』を経験していて、今や売れる芸人の登竜門的な劇場と言えるでしょう。来年の『M-1』にもここで実力を磨いた新星が現れるかもしれませんよね」(前出のお笑いライター)
お笑い界の移り変わりは非常に早い。
「コウテイは20代のコンビとあって、ミキやEXITに比べても非常に若い。また、ロングコートダディ、滝音も含めた3組はまだまだ経験は少ないものの、勢いだけで言えば第7世代よりあると言えるでしょう。今年の『M-1』はかつてないほど、大きな動きがあるかもしれません。今年は、12月に行われる決勝戦出場コンビの半数以上が、お笑いマニアにしか知られていない面々になる可能性がありますよ。
昨年も、全国的知名度はゼロだったミルクボーイが、一気に頂点まで駆け抜け現在、テレビでも大活躍しています。新たなスターが生まれることを期待したいですね」(前同)
今年の決勝が楽しみだ。