若手注目俳優の高杉真宙（２４）が、来春放送のＮＨＫ連続テレビ小説『おかえりモネ』を急きょ降板していたことを１１月１７日発売の『女性自身』（光文社）が報じ、ファンや関係者に衝撃が走っている。

「女優の清原果耶（１８）がヒロインを務める『おかえりモネ』で高杉は、主要キャストとして出演することが決まっていました。にもかかわらず、本人の意向で降板することが決定。芸能界に身を置く人間であれば、誰もが一つの目標にする朝ドラを自ら降板するとは、驚きのひと言です。

　それだけではありません。『女性自身』によると、高杉は１０年以上所属した芸能事務所に対し、“自分はアイドル的な役者ではなく、そういった人と共演したくない。これからは役者の道を極めたい”と退所を申し入れたといいます」（女性誌ライター）

　１１月１６日、２０２１年４月１１日をもって高杉が所属事務所の「スウィートパワー」を退所することが公式サイトで発表された。

　事務所は「この程、高杉真宙より“裸一貫”から活動してみたいという想いの申し出があり、弊社としましても、その男の夢とロマンを応援していく所存でございます」と、高杉の思いを尊重するとつづった。

　また、高杉自身も「“裸一貫”からやってみたいという私の希望に対して、温かく送り出してくださる運びとなりました。深く感謝しています」と感謝を述べ、「お世話になった関係者の皆様にも大変感謝しておりますため、恩返しの気持ちを胸に、今後も俳優として精進していく所存です」と決意を新たにしている。

■高杉は横浜流星＆岡田健史に嫉妬!?

「役者としての道を極めるために退所するということですが、『女性自身』では退所の理由の１つとして、横浜流星（２４）と、事務所の後輩だった岡田健史（２１）の存在があったとも報じています。

　横浜と浜辺美波（２０）がダブル主演を務めたドラマ『私たちはどうかしている』（日本テレビ系）には高杉も出演していましたが、高杉は横浜の最近の活躍に焦りを感じていたといいます。２人は同学年で、同時期に高杉は『仮面ライダー鎧武／ガイム』に、横浜は『烈車戦隊トッキュウジャー』（ともにテレビ朝日系）に出演し、俳優として注目を集めましたから、自然とライバル心が芽生えたのではないでしょうか。

　また、事務所の後輩だった岡田も『ＭＩＵ４０４』（ＴＢＳ系）や来年のＮＨＫ大河ドラマ『青天を衝け』など、話題作に次々と抜擢されています。『女性自身』では、高杉が岡田の活躍にも嫉妬心を抱いていたのではないかと報じています」（前出の女性誌ライター）

　イケメン俳優がライバルに嫉妬心や対抗心を抱いて、関係が険悪になる例は少なくない。

■木村拓哉は『スマスマ』で萩原聖人の名前を挙げる

　元ＳＭＡＰの木村拓哉（４８）と俳優の萩原聖人（４９）は、１９９４年放送の大ヒットドラマ『若者のすべて』（フジテレビ系）でダブル主演を務めたものの、このドラマでの共演をきっかけに不仲説がささやかれるようになった。

　木村は２０１２年７月の『ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ』（フジテレビ系）で、「撮影期間中に、ライバル役の俳優を本当に嫌いになったことはあるか？」という質問を投げかけられた際、萩原の名前を挙げている。

　木村は当時、スーパーアイドル・ＳＭＡＰのキムタクとしてもてやされていた。一方の萩原も“若手ナンバーワン俳優”として若者から絶大な支持を得ていた。

　木村は『スマスマ』で当時のことを振り返りつつ、ドラマの撮影中に萩原から「俺らは役者としての芝居やるんで、アイドルの芝居はどうか分からないですけど」と言われたと明かしている。さらに、萩原が監督を呼んで撮影を中断した際には「いちいちイラついてくるんですよ」と思っていたと話し、加えて萩原が麻雀雑誌を熱心に読んでいる様子に「バカじゃねーの」と感じていたとも語っている。

■木村と萩原は『ＢＧ』で共演を果たす

　一方の萩原も、２０１９年４月の『ダウンタウンなう』（フジテレビ系）に出演した際、『若者のすべて』のスタッフの話として、先輩の俳優から「次、誰と共演するの？」と尋ねられ、萩原が「俳優は俺だけっす。あとはタレントです」と吹聴していたと暴露されている。

　また、撮影現場で萩原が監督に「ちょっと玄人好みの芝居やろうよ」と提案すると、近くにいた木村が監督に「玄人好みの芝居って何？」と応戦していたというエピソードも披露。萩原は当時の自分と木村の関係について「バチバチでしたね」と振り返っている。

「そんな木村と萩原ですが、２００７年放送のドラマ『華麗なる一族』（ＴＢＳ系）で共演していますし、２０１８年の『ＢＧ～身辺警護人～』（テレビ朝日系）でも再び共演しています。若かった当時は若気の至りでバチバチだったのかもしれませんが、お互いが丸くなり、今ではわだかまりなく接することができるのでしょうね」（女性誌記者）

■加瀬亮が成田凌との共演を拒否!?

　２０１９年１２月の『デイリー新潮』では、加瀬亮（４６）と成田凌（２６）が共演ＮＧ状態にあると報じて話題を呼んだ。

「２人とも女優の戸田恵梨香（３２）との交際が報じられています。加瀬はドラマ『ＳＰＥＣ～警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿～』（ＴＢＳ系）での共演をきっかけに、２０１５年に戸田と交際をスタートさせるも、２０１６年に破局。

　一方の成田も『コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―』の３ｒｄシーズンで戸田と共演し、２０１７年に交際が報じられ、２０１８年に破局を迎えています」（前出の女性誌記者）

『デイリー新潮』によると、成田が主演を務めた２０１９年１２月公開の映画『カツベン！』の周防正行監督は当初、成田のライバル役に加瀬を希望してオファーしたものの、加瀬はその依頼を断ったという。

■戸田の“元カレ”同士だから共演ＮＧ？

「加瀬も周防監督の映画『それでもボクはやってない』で主演を務めましたからね。にもかかわらず、加瀬サイドがオファーを断ったのは、“戸田さんとの一件があるため、どうしても成田凌と芝居できるイメージができない”という思いがあったからだと、『デイリー新潮』では伝えています。

　戸田の元カレ同士だということが気になって共演できないということでしょうが、戸田といえば、加瀬や成田の他にも松山ケンイチ（３５）、綾野剛（３８）、勝地涼（３４）といった共演俳優との熱愛が取り沙汰されています。加瀬は彼らとはどうなのか……過去とはいえ、彼女が被っていると、さすがにやりにくいでしょうね。

　他にも、２０１７年の映画『２２年目の告白―私が殺人犯です―』で初共演を果たした伊藤英明（４５）と藤原竜也（３８）は、あまりにも熱が入りすぎて、撮影現場では激しく意見が対立して口も聞かない状態になったこともあったといいます。

　映画公開のタイミングで予定されていた２人のインタビューや、公開初日の舞台挨拶に伊藤が出席しなかったことから、不仲説が浮上したんですが、実際に共演ＮＧには至っていないようです。ただ、それぐらい２人とも役に没頭していたということでしょう」（前同）

　第一線で活躍する役者ともなれば、お互いの演技論や意地、プライドがぶつかって、対立してしまうことも少なくないかもしれない。共演ＮＧは、真剣さの表れなのか……。