綾野剛、人質事件に対する鋭い考察に視聴者騒然「圧倒された」

日刊大衆

綾野剛
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 11月16日放送の『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)に、俳優の綾野剛(38)が出演。米国で発生した人質事件の映像を見てコメントをしたところ、その洞察力が素晴らしすぎると、ネット上で話題となった。

 この日は、“まる見え!全員逮捕だSP”と題し、世界各地で起こった犯罪をVTRで紹介。番組中盤、1977年2月に米インディアナポリスで発生した人質事件の映像がスタジオで流された。

 犯人は人質の男性の頭にショットガンを突きつけていたのだが、その銃はワイヤーで男性の首に固定されていた。さらに犯人の指も引き金にくくりつけられており、もし、警察が犯人を狙撃したとしてもその衝撃で引き金がひかれ、ショットガンが発射されるという最悪の事態を招く恐れがあった。

 VTRの冒頭、犯人は「そこのオマワリ2人、後ろに下がれ! コイツがどうなってもいいのか!」と叫んで、周りを取り囲んでいた警察を威嚇。こうした緊張する場面に刺激されたのか、ゲストの綾野は映像を食い入るように見つめていた。膠着状態が続いていたところ、犯人は自身を「逮捕しない」「無罪にする」ことなどを条件に人質の男性を解放するという要求を当局に提示。

 事件発生から3日が経って検察が犯人の要求を承諾したところ、犯人は人質の男性にショットガンを突きつけたまま、事件を引き起こした動機を語り始めた。そして、男性が重役を務める不動産ローン会社にだまされて土地を買わされたという犯人の主張が終わると、しばらくして男性は解放されることになった。

■役者の域を超えた深い洞察力

 VTR終了後、MCの所ジョージ(65)は「綾野さん、どうですか、これ」と事件の感想について質問。それに対し、綾野は「ちょっと腑に落ちないみたいな感覚になると思うんですけど」と切り出すと、VTRの冒頭で人質の男性がポケットに手を突っ込んでいたことを指摘した。

 ショットガンを突きつけられながらも、ポケットに手を突っ込んでいる人質の精神状態について、綾野は「相手(犯人)が撃つと思っていないのか、はたまたどういう関係だったのか分からないですけど、そういうところに闇を感じる」と独自の分析を披露。さらに、「2人の関係を見ていると、こうなってしまう引き金はとっくにあったのかな」と犯罪心理学者も顔負けの推理を展開していたが、こうした綾野のコメントに視聴者からは称賛の声が続出。

 ネット上では「綾野剛の着眼点がすごいなって思った」「さすが目のつけどころが違うなあ」「綾野剛の考察がとても深く、ものすごい観察力でその賢さが演技に繋がるんだろうなあと、少し圧倒されてしまった」「綾野さん元々の素質なのか、役者だからなのか、分からないけど洞察力が圧倒的すぎてすごいな」などといった反響が相次いだほか、「VTR見ながらそこまで考える!?」という驚きの声も上がっていた。

 機動捜査隊の刑事役を演じたドラマ『MIU404』(TBS系)でも、その演技力が高い評価を受けた綾野。今回の番組で見せたような鋭い洞察力が、卓越した演技を生み出す1つの要因になっているのかもしれない。

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