自然災害は万人を平等に飲み込んだ。ポンペイ遺跡で新たに発見された主人と奴隷の遺体(ヴェスビオ火山噴火) (1/3ページ)

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自然災害は万人を平等に飲み込んだ。ポンペイ遺跡で新たに発見された主人と奴隷の遺体(ヴェスビオ火山噴火)
自然災害は万人を平等に飲み込んだ。ポンペイ遺跡で新たに発見された主人と奴隷の遺体(ヴェスビオ火山噴火)

ポンペイ遺跡で発見された主人と奴隷の遺体 Luigi Spina / Pompeii Archaeological Park

 かつてイタリア、ナポリ近郊に存在した古代都市「ポンペイ」。栄華を誇ったこの街は、79年にヴェスビオ山が噴火したことで一瞬にして火山灰に埋れてしまったことで知られている。

 そんな栄光の儚さを今に伝えるポンペイ遺跡で、新たな犠牲者が2人発見されたそうだ。その遺体は主人と奴隷と思われるもので、万人に平等に破滅が訪れたことを今に伝えている。

L'impronta del dolore: le vittime di Civita Giuliana – Gli ultimi calchi di Pompei

・逃げる途中で倒れたらしき2人の犠牲者

 発掘が行われたのはポンペイ遺跡から700メートル北西にある「チビタ・ジュリアーナ(Civita Giuliana)」。この村のナポリ湾を見下ろすように建てられた邸宅の地下室で見つかった。

 部屋が面していた抜け道は上の階へと続いており、どうやら2人は逃げようとしていたようだ。発掘チームの見解では、火砕流が上階の床を破壊し、2人はそれに飲み込まれてしまったらしいとのことだ。
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