『教場2』と『逃げ恥』タイマン回避!フジテレビの「逃げるは恥だが役に立つ」
2021年1月3、4日2夜連続放送予定の木村拓哉(48)主演の新春スペシャルドラマ『教場Ⅱ』(フジテレビ系)が、クリスマスキャンペーンを始めた。
「公式ツイッターが、出演者サイン入り番組オリジナルグッズのプレゼントを告知したんです。また、12月29、30日には20年1月に放送された前作『教場』のSP編集版を放送することが決定しています。これに限らず、多くのメディアで本当にガンガンプロモーションを打っていますが、これについて『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が影響しているのでは、という声もありますね」(女性誌記者)
16年に大ヒットした新垣結衣(32)と星野源(39)のドラマ『逃げ恥』のモンスターぶりは、いまでも記憶に新しい。エンディングテーマで星野の楽曲『恋』に合わせて踊る”恋ダンス”でもおなじみの同ドラマは、16年10月期に放送され、最終回は平均視聴率20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。今年、コロナ禍の影響で穴が空いてしまったスケジュールを埋めるために放送された『ムズキュン!特別編』も、高視聴率を獲得している。
その、国民が待望の同作のSPドラマが4年ぶりに制作が決定し、1月2日に放送されることになった。フジテレビとしては、このTBSの『逃げ恥』は厄介な相手なのだ。
■『逃げ恥』が予想外の壁に
「今年放送した『教場』は“何をしてもキムタク”というイメージを覆す冷酷な木村の演技が評判で、前後編ともに、15%を超える高視聴率を記録しました。『教場Ⅱ』は今年9月からクランクインしており、コロナ禍の中でも撮影は順調だったようですが、ここで思わぬ事態が発生したんです」(専門誌記者)
1つは、出演予定だった伊藤健太郎(23)が、10月29日に自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕されたことだ。『教場Ⅱ』に出演していた伊藤の該当シーンはお蔵入りとなった。
伊藤の役については、11月12日発売の『女性セブン』(小学館)によると、ジャニーズWESTの重岡大毅(28)を代役に立て、事なきを得たはずだ。役者の知名度も申し分ない。
「それ以上に問題は『逃げ恥』だった。10月13日発売の『女性自身』(光文社)によると、10月1日からクランクインしたものの、放送日は急に決まったようで、撮影開始時点では、台本がまだ完成していなかったと報じている。『教場』と木村は、予想外の形で『逃げ恥』という超ヒットドラマと対決することになってしまったわけです」(前同)
■フジは『逃げ恥』を実行した?
実は、正式なアナウンスがある前、『教場Ⅱ』の放送日は1月2日、3日が濃厚だとささやかれていた。今年放送の『教場』から考えて、時間は21時からの2時間放送と推測できる。となると、日にちも時間帯も『逃げ恥』と完全にかぶっていたことになる。
「フジのほうは、比較的早いタイミングで『教場Ⅱ』の放送日を決めていたのですが、TBSがギリギリになって『逃げ恥』SPの放送を1月2日に決定したといいます。それを受けて、最終的にフジが1日ずらし、『逃げ恥』とはかぶらない3、4日に放送されることになった、ということのようです。やはり、あれだけの人気作とのタイマンとなるとちょっとね……」(制作会社関係者)
振り返ってみると、2020年のTBSドラマは絶好調だった。『恋はつづくよどこまでも』、『テセウスの船』、『MIU404』、『半沢直樹』、『私の家政夫ナギサさん』、『おカネの切れ目が恋のはじまり』と、1年間通して話題作が続いている。
「再放送だった『逃げ恥』の特別編も、全10話中7話が平均視聴率10%超えを記録。10%を超えなかった3話は、“放送時間が土日の午後2時だった”というハッキリした理由がある。絶好調のTBSの『逃げ恥』とまともに対決して視聴率で負けては、”天下のキムタク”に対して傷をつけることになってしまう。そのためフジテレビは、全面戦争を避けたかったのではないでしょうか」(前同)
ハンガリーのことわざだという「逃げるは恥だが役に立つ」を地で行くフジテレビ。『逃げ恥』と『教場Ⅱ』がそろって高視聴率を獲得することを祈りたい。