サンタクロースのモデルになった歴史上の聖人って知ってる? キリスト教がやさしく学べる本 (2/2ページ)
彼には伝説が残されていて、生活が苦しく身売りされそうになった3人姉妹の家の煙突から、金貨が入った3つの袋を投げ入れ、それが暖炉に干していた靴下の中に入ったそう。まさにサンタクロースからのプレゼントを彷彿とさせるエピソードですよね!
当時、ローマ帝国の支配下にあったミラの町では、キリスト教徒への激しい弾圧がありました。そんな中でも、聖ニコラオスは苦しむ人たちを助けたそうです。サンタクロースの語源は、聖ニコラウスをオランダ語にした「シンタクラース」。それがアメリカに伝わり「サンタクロース」となったのです。
■バレンタインデーのきっかけになった優しき司祭クリスマス以外にも冬のイベントは目白押し。その中でも、キリスト教と縁深いのが、2月14日の「バレンタインデー」です。このバレンタインのきっかけになったのが「聖ウァレンティヌス」という司祭でした。
3世紀のローマ帝国、キリスト教の伝道がまだ禁じられていた時代、ウァレンティヌスは熱心に伝道し、貧しい人や病気の人を助けていました。
当時、ローマ皇帝は兵士の結婚を禁じており、多くの若者たちが恋人と結婚できずにいました。そんな彼らをかわいそうに思ったウァレンティヌスは、何組もの若者たちを結婚させてあげたのです。しかし、それはローマ皇帝に伝わるところとなり、彼は2月14日に処刑されました。
ローマの若者たちは、そんなウァレンティヌスへの感謝をわすれないために、2月14日を「愛をちかう恋人の日」としたそうです。
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世界最大の宗教、キリスト教。現在の世界の総人口約78億人のうち、約24億人がキリスト教の信徒といわれています。
そんなキリスト教由来のイベントや考え方は、実は日本人である私たちの間にも根付いています。本書はそんなキリスト教について、キャラクターイラストを交えながら、分かりやすく解説してくれる一冊。
欧米を中心とした西洋文化を理解する手助けにもなります。親子でページを開きながら、「なんでクリスマスにプレゼントがもらえるの?」「教会ってどんなところだろう?」というように、一緒に考えながら読んでみるのもいいかもしれませんね。
(新刊JP編集部)