エベレスト山、ちょっとだけ高くなる。「8848.86m」とネパールと中国が合同発表 (3/3ページ)
そこで、2019年春、2年にわたり訓練を受けたネパールの測量チーム4人と山岳ガイドが、現地時間3時という厳しい寒さの中での山頂へ向けての夜間登山を敢行した。
主任測量士は、この時凍傷を起こし、足のつま先を失った。しかし最高峰を測量することは大きな成果を意味することであり、ネパールの調査部門スポークスマンは「我が国が独自で測定を試みたことはこれまでなかったことであり、今回の調査はネパールにとって歴史的な成果だ」と述べた。

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・衛星データと三角法で測量
一方、中国の測量チームは今年5月に山頂まで到達。コロナのパンデミックにより山が閉鎖された後登山した唯一のグループとなった。
両国の測量チームは、それぞれ衛星データと三角法を使用して測量。専門家によると、同時に測量していないため微妙な誤差は避けられないようだが、最も正確に近いと思われる最確値が8848.86であり、今回の公式発表に至ったというわけだ。
エベレストの標高が変わるのは、今回が初めてではないように、おそらく最後でもないだろう。しかし、ネパールと中国の両国が尽力した測量によって新たな記録が打ち出されたという事実は、やはり大きな歴史的成果であるといえよう。
ちなみに日本最高峰の富士山だが、江戸時代に伊能忠敬が測った高さは3928メートル。地上での距離と方位、見上げた角度から計算したそうだ。
その後何度も測量が繰り返され、現在は3775・51メートルとなっている。
written by Scarlet / edited by parumo