１２月８日に、ＹｏｕＴｕｂｅ公式ブログが「２０２０年の一年間でチャンネル登録者数を伸ばしたチャンネルランキング」を発表した。

　２０２０年は、かつてないほど多くの芸能人がＹｏｕＴｕｂｅに参戦した年だった。佐藤健（３１）や川口春奈（２５）といった俳優、多くのお笑い芸人たちがしのぎを削り、川口も８位にランクインしている。１位は人気大爆発中の佐藤、かと思いきや……。

「１位は江頭２：５０（５５）の『エガちゃんねる』でした。佐藤は登録者数１９５万人で２位だったのに対して、『エガちゃんねる』は２２５万人。サブチャンネルの『替えのパンツ』は６４万３０００人。開設１年足らずで、この伸びしろはすごいですよね。エガちゃんねる公式ツイッターも、今回のランキングに歓喜していました」（専門誌記者）

　公式ツイッターは１２月９日、

《ＹｏｕＴｕｂｅ様公式ブログで今年チャンネル登録者数を伸ばしたチャンネルランキング１位になりました〜！（祝福系の絵文字）ドーン！ドーン！ドーーーン！！》

　と、ＹｏｕＴｕｂｅ公式ブログのリンクを添えて投稿している。

■佐藤や多くのお笑い芸人に勝利！

　今回のランキング、お笑い芸人ではとんねるず・石橋貴明（５９）の『貴ちゃんねるず』が５位、オリエンタルラジオ・中田敦彦（３８）の『ＹｏｕＴｕｂｅ大学』が６位、雨上がり決死隊・宮迫博之（５１）の『宮迫ですッ！』が７位と、トップ１０にランクイン。

「しかし、江頭が佐藤健に勝つとは快挙以外の何物でもない。江頭は今年２月１日にちゃんねる開設してから９日で“登録者数１００万人超え”を達成し、当時、日本人歴代２位に輝いていたのですが、３月１８日に佐藤が開設から３日で１００万人超えという記録を打ち立て、あっさり更新されていました。かつて、江頭が『ぷっすま』（テレビ朝日系）で対決した草なぎ剛（４７）と同じく、国民的イケメンに対してお笑い芸人の意地を見せましたね（笑）」（前出の専門誌記者）

　実際、これまでは過激な芸風からなかなかテレビ番組では持ち味を十分に発揮できなかった江頭だったが、ＹｏｕＴｕｂｅではアシスタントのブリーフ団らと共に、水を得た魚のように毎回振り切った動画を多く投稿し、いずれも好評。

　身体を張った企画より、江頭の素の姿がわかるフリートーク企画の方が再生数が多い場合も多く、破天荒な芸風の裏に見せるマジメな部分も、高評価だ。

■伝説の花火大会

「特にネットニュースにもなった最高の企画としては、８月１６日と２１日に投稿した、『恩返しだ！半年記念！エガちゃんねる花火大会！！江頭が夏の夜空に花火を打ち上げる！』と、その裏側の『真下から見る打ち上げ花火は言葉を失うほど綺麗でした。』ですね。よく“伝説作るぜ！”と豪語して無茶をする江頭ですが、この回は本当に伝説と呼ぶほかないシロモノでした」（前出の専門誌記者）

　コロナ禍で軒並み花火大会が延期・中止になってしまった今年の夏に、「花火の上がらない夏なんて夏じゃないじゃん！」と思い立った江頭が花火師に協力を仰ぎ、７５発の打ち上げ花火を、煤まみれになりながら打ち上げていったのである。

「ゲストに『ぷっすま』時代からの付き合いの大熊英司アナウンサーを招き、江頭のファンであるエド・はるみ（５６）とともに、突然のゲリラ豪雨もトークでつないでくれたり、和楽器＆洋楽器ユニットＩＺＡＮＡＧＩの２人と津軽三味線奏者の浅野祥さんが出演して生演奏したりと、実に豪華でした。生配信の視聴者数は７万人を突破していましたね」（前同）

　花火を打ち上げて男泣きする江頭にもらい泣きした視聴者も多く、当時のチャット欄には江頭の雄姿を讃える声が殺到した。

■草なぎの映画をレビュー

「１０月１３日の『自腹で観たから忖度無しで草彅の映画を批評する/ミッドナイトスワン』では、『ぷっすま』時代からの盟友である草なぎの主演映画『ミッドナイトスワン』のレビューを熱く語り、こちらも話題になりましたね。江頭は映画専門誌『映画秘宝』に連載を持つ映画評論家としての顔も持ち合わせているので、その評価は確かですよ」（前出の専門誌記者）

　江頭は草なぎの「母親になりたかったけどなれなかった、孤独なトランスジェンダー」という役について、

「今年のアカデミー賞主演男優と女優賞は草なぎに決定！」と絶賛したほか、「ジャニーズ抜けたから受けられた仕事だよ。そのくらい汚れ役。芸の幅広がったな、草なぎ！」と、ジャニーズを辞めたことを肯定的に扱う姿に、コメント欄では《草なぎくんの人生を全肯定しててジーンときました》《草彅くんの才能や選んだ道に対する最高のエールであり誉め言葉》という感謝の声がつづられていた。

■宮迫ともコラボ

「コラボについても、当初は“登録者数が１００万人超えたら草なぎを呼ぶ！”としていたのが草なぎの多忙で実現できないまま登録者数２００万人を突破してしまいました。そこで、５月１７日にコラボ解禁を宣言して江頭が大ファンだという元セクシー女優・松野井雅（３２）をゲストに楽しく『リモートデート』をしたり、中川翔子と一緒に中野で遊ぶ動画を投稿したほか、最近では宮迫博之とコラボして話題になりましたね」（前出の専門誌記者）

　１１月２３日に江頭は、闇営業騒動がきっかけでＹｏｕＴｕｂｅに活動の場所を移していた宮迫に『宮迫に一言物申す！』と題してコラボを行った。お笑い芸人との本格的なコラボは、宮迫が初だった。

「内容を知らされず、目隠しをしてロケ先に連れてこられた宮迫に、江頭はいつもの通りいきなり飛び蹴り。しかし、宮迫は相手が江頭だと把握するや、感極まってしまい“江頭さん……泣きそう……なんで？”と、涙ぐむなどまさかの反応を見せていました。その後、バンジージャンプを賭けて江頭と宮迫で３本勝負をしたんですが宮迫が勝ち、江頭がバンジーをする羽目になりましたが（笑）。来年こそは、念願の草なぎとのコラボが叶うといいですね」（前同）

　ＹｏｕＴｕｂｅが絶好調で、何度目かの黄金期を迎えた江頭２：５０。当初から公言していた草なぎとのコラボで、さらなる高みを目指してほしい！