コロナ感染リスクを減らすための車内での換気法(ライフハック)
新型コロナ感染リスクを減らすための車の換気方法/iStock
狭く密閉された車の中は、まさに密が起こりやすい環境だ。換気が大事だと言われているが、どのような換気方法が効果的なのだろうか?
『Science Advances』(12月4日付)に掲載された新しい研究では、車内の気流のシミュレーションに基づいて、感染リスクを最小限にする方法を提案している。窓の開け方にちょっとしたコツがあるようだ。
・窓全開が一番良いが冬にはきつい。ならどうすれば?
まず最悪のケースからいこう。ご想像の通り、窓を閉めっぱなしにしておくのが一番ダメだ。これでは車内の空気は滞留したままで、同乗者と会話しようものなら、飛沫が車内にとどまってしまう。
車内での感染リスクを防ぐために一番いいのは、窓をすべて全開にすることだ。ただし、これから冬本番だ。いくら感染防止のためとはいえ、真冬の窓全開はちょっと辛すぎる。
・乗っている人の反対側の窓を開ける
そこで窓の開け方に一工夫する。一番効率のいい窓の開け方があるそうだ。
感覚的には、車に乗っている人間のすぐそばの窓を開けるのがいいと思うだろう。だが、シミュレーションで明らかになった結果はそうではなかった。人が乗っているシートの反対側の窓を開けた方がいいのだ。
たとえばドライバーを含め、2人で車に乗るとする。この場合、同乗者には後部座席に座ってもらい、助手席側の窓と後部座席の誰も座っていない側の窓を開ける。

image by:Breuer lab / Brown University
すると外気はドライバーの後ろの窓から車内に流れ込み、後部座席に座っている同乗者の後ろを抜けて、助手席の窓から外に出ていく。このためにドライバーと同乗者との間に流れる粒子を効率的に減らすことができる。2枚の窓を開けるだけでウイルスによる感染リスクを下げられるのだそうだ。

・完全な方法ではないことに注意
なお、これはあくまでリスクを下げる方法であって、感染を完全に防ぐ方法ではない。狭い車内では、たとえ窓すべてを全開にしたとしても感染リスクは発生する。また車の形状や速度によっても違いが出てくるだろうとのことだ。
なので、できることなら他人と車に同乗などしないに越したことはないのだが、どうしてものときは試してみるといいだろう。また、同乗者がいるときは車内でもマスクを着用するよう心がけよう。
References:Here's which car windows you should open to reduce COVID-19 transmission risk/ written by hiroching / edited by parumo