マスクなしでアトラクションに乗った客に画像加工していたディズニーワールド、今後はしないことを発表

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マスクなしでアトラクションに乗った客に画像加工していたディズニーワールド、今後はしないことを発表
マスクなしでアトラクションに乗った客に画像加工していたディズニーワールド、今後はしないことを発表

ディズニーワールド、マスクに対する配慮 image credit:waltdisneyworld/Instagram

 アメリカのフロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは、同州でコロナ症例が急増した最中の7月、段階的に営業を再開した。

 ディズニー側は、入場制限や入場前の体温チェックなど感染予防対策を行い、場内でアトラクション乗車中にマスク着用をしない客においては、乗車中の記念写真の販売を拒否するという厳しい措置を取っていた。

 しかし、マスクをしていない人が乗り合わせた場合、着用していた人が自分の記念写真を購入できなくなってしまう。そこで、着用していない客の顔に画像加工しマスクを後付けするという対応をしていたことが公になった。

 そして現在、ディズニー側はこの加工処理を中止したことを発表している。『Mashable』などが伝えた。
・マスクを着用しない客に厳しい措置

 コロナ感染拡大の真っただ中だった7月11日、段階的に再開をはじめたフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート。

 同パークではコロナ感染を回避するため、事前予約制にして入場制限を行い、入園時の体温測定や食品購入時のキャッシュレス化、ミート&グリーティングの中止、2歳以上の客へのマスク着用など徹底した措置を取っていた。

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 しかし、アトラクション乗車中のマスク着用においては、全ての客に強要することは容易ではなかったようだ。

 パーク内では、ディズニーのフォトパスを使用すると、客がリストバンドをスキャンして写真撮影ができ、数日後にリンクされたアカウントで写真を受け取ることができるというシステムを導入している。

 そのため、記念撮影スポットがあるアトラクションでは、写真を撮る時だけこっそりマスクを外す客が少なくないことがわかった。

 こうした状況を回避するため、ディズニー側はマスクなしで客が撮影した場合には、その写真販売を拒否し、オンライン上でもデータが削除されるという厳しい新ルールを取り入れることにしたのだ。

 ところが、この措置は後に問題が浮上した。


・マスク着用していない客にフォトショでマスクを後付け

 アトラクションによっては、見知らぬ者同士が乗り合わせることも少なくない。そのため、写真撮影を望んでマスク着用をきちんと守っている客がいる一方で、マスクを着用していない客と乗り合わせれば、写真を受け取ることができなくなってしまう。

 そのためパーク側は、写り込んだマスクを着用していない客の口元にアプリでデジタル加工し、マスクを後付けするという処理を行っていたのだ。

 
 SNSでシェアされたこちらの写真。アニマル・キングダムの「ダイナソー」で撮影された写真だが、最後部に座っている青い上着を着た女性の顔をよく見てみると、顔の大きさとマスクのサイズがまるで合っていないことがわかる。

 この女性客は、アトラクション乗車中にマスクを着用しておらず、デジタル加工によりマスクが後から追加されたものだ。

 パーク側の言い分としては、「意図せずマスクがズレてしまったと主張する客もいることから、マスク着用ルールに違反しても写真が買えるように、試験的にフォトショでマスクを後付けする対応を行っていた」ということだが、感染防止のためにマスク着用の新ルールを設けていたはずのパーク側が、写真が欲しい人のための“救済措置”としてデジタル加工をしていたとなると、やはりそこにはかなりの矛盾が生じるだろう。

 この1件が公になると、パーク側は「マスクのデジタル加工処理を中止した」と発表。引き続き感染予防対策をしっかりと行い、入場客にはこれまで通り「リラクゼーションゾーン」や飲食中以外はマスク着用を厳守するよう呼びかけている。

written by Scarlet / edited by parumo
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