ダウンタウン、有吉弘行、サンドも大打撃!SDGsで「大食い番組全消滅」!!
「SDGsが世間に浸透してくると、あの手の番組がどんどんなくなり、最後には完全に消滅してしまうかもしれません……」
と、危惧するのは制作会社プロデューサー。
昨今、大注目されるSDGs。それがテレビ番組にも大きな影響を及ぼすという話だが、それにはまずSDGsについての説明が必要だろう。
SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、「持続可能な開発目標」という意味。2015年9月の国連総会で採択され、世界全体で2030年までの達成を目指しているが、ごく簡単に言うと、世界を長持ちするようにしよう、という目標のもとでの活動。「誰一人取り残さない」との理念があって、経済、環境などの分野で17の目標、169のターゲットから構成されている。
「その理念から外れる、というジャンルのテレビ番組は、ズバリ“大食い番組”です。
SDGsの目標の内、飢えをなくし、誰もが栄養のある食料を十分に手に入れられるよう、地球の環境を守り続けながら農業を進めるという“飢餓をゼロに”という目標や、食品ロス削減に関する項目といった、食糧問題の部分で引っかかるのでないか、と言われているんです。
最近では、環境や社会課題に積極的な取り組みをする企業に投資する、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資も注目されており、SDGsを経営の指針に取り入れる企業も増えてきていると言われています。テレビ番組のスポンサーになる企業が今、相当気にし始めているといい、大食い番組の是非が、問われるようになってきているんです」(前同)
■中国から大食いが消滅!?
1992年放送開始の『TVチャンピオン』(テレビ東京系)での「全国大食い選手権」や2001年スタートの『フードバトルクラブ』(TBS系)など、テレビの大食い番組には歴史がある。
「一時は、草なぎ剛(46)主演の『フードファイト』(日本テレビ系)というドラマが放送されるなど、大食いブームも起きました。その一方で、“食べ物を粗末にしすぎ”という批判も、常につきまとってきました。
現在の大食い番組は、食品ロスのことも考えて制作されてはいますが、無理をして頑張って食べる姿を楽しむフォーマット自体は昔から変わっていない。必要以上に食べる行為は、もし食べきったとしても、サステナビリティの観点から好ましくないとの声も聞こえてきます」(夕刊紙記者)
すでに大食いコンテンツを規制する事例も出てきているという。
「複数メディアの報道によると、中国では動画投稿サイトにアップされた大食い動画が人気を博していたのですが、8月に習近平国家主席(67)が“食べ物の浪費をなくそう”との重要指示を出したことで、動画サイトで大食いコンテンツが規制の対象になっているというのです」(前同)
■ダウンタウン、有吉弘行もヤバい!?
前出の制作会社プロデューサーは、
「中国での規制は他人事ではないかもしれません。日本でも、SDGsや食糧問題に対する意識がより高まれば、大食い番組に関する批判が強まり、終了せざるを得ないケースが出てくる可能性もあるでしょう。その流れは、早ければ来年にも始まりそうです」
と話し、こう続ける。
「日本テレビでは、有吉弘行(46)の 『有吉ゼミ』でギャル曽根(35)が出演する大食いチャレンジグルメコーナーがあります。
テレビ朝日ではオスカープロモーション所属の女優・尾碕真花(20)がデカ盛りグルメを作り、それを同じくオスカー所属の女優・井本彩花(17)が食べるといった内容や、1日で4軒の飲食店をハシゴするデカ盛りトレーニングロードといった企画が放送される『オスカルイーツ』、『帰れま10』も人気上位10品が当てられるまで注文したものを食べ続けなければなりませんし、大食いが押し出されてはいないものの、引っかかる可能性は高いでしょう。
TBSでは旅をしながらグルメを堪能し、食べた総量が多いチームを競う『まんぷくダービー』、ダウンタウンの冠番組の 「水曜日のダウンタウン』もクイズやマラソンなどを大食いとかけ合わせた“ミックスルール対決”の企画があります」
■規制ばかりで制作現場では不満爆発!!
前出の制作会社プロデューサーは続ける。
「テレビ東京では不定期ながら『大食い王決定戦』、レギュラーでもフードファイターがデカ盛りグルメにチャレンジする『デカ盛りハンター』が放送されています。
フジテレビでは、訪れる店の食べ放題記録更新を狙う“ウワサ大食いオールスターズのバイキングレコード”を放送する、サンドウィッチマンMCの『ウワサのお客様』があります。民放各局ではこのように、数多く大食いに関する番組や企画を放送していますが、これらが今後、終了の道をたどっていくかもしれません」
コンプライアンス遵守に続き、SDGsと新たな課題が出できたテレビ局では、不満の声も上がっているという。
「現場では“規制、規制って勘弁してくれよ!”との声も聞こえてきます。ただ、そんな愚痴を言ったところで、これも時代の流れ。時が来たらそれ相応の対処をしないと仕方がないのでしょう……」(前同)
大食い番組が、かつてのお色気番組のように過去の遺産となる日はそう遠くないのかもしれない。はたしてその命運はいかに……?