『細かすぎて』で伝わった!中川大志、石橋貴明も「使いたい」魔力

日刊大衆

中川大志
中川大志

 12月12日に放送された、フジテレビ土曜プレミアム枠で『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ2020』。俳優の中川大志(22)と吉岡里帆(27)が審査員として出演したが、2人とも『細かすぎて~』の大ファンで、終始、番組を盛り上げた。

「吉岡は“沙羅(37)と松田幸起(38)の『ビーチボーイズ』(反町隆史主演のドラマ)”や、“遠藤憲一のモノマネ”を得意とするひよしなかよしのねんねん(37)がお気に入り。中川は、小学生時代に“○○な歌番組の曲紹介”のネタで常連のアナログタロウ(47)が特にお気に入りであることをそれぞれ明かしていました」(女性誌記者)

 2人とも、芸人がネタを披露するたびに大笑いするだけでなく、具体的に感想や批評もしていてお笑いに造詣が深い姿を見せていたが、とりわけ中川のコメント力には目を見張るものがあった。

「中川は役者としての観点からテンポや表情など、演技力に注目していました。全体的に著名人のモノマネより、特定の細かいシチュエーションを再現したコントが好きなことも伝わってきましたね」(前同)

 ■お笑いをお芝居の観点から評価

 たとえば、アナログタロウが“懐メロを本人が歌わない”という「誰が悪いわけではないがちょっとガッカリするBS放送の歌番組の曲紹介」を披露した際は、「思ってたより声量がか細い」「繊細なお芝居をされていて、すごく勉強になった」と中川は感心していた。

「コメントもセンス抜群なんです。北風ミシェルが“あいみょんが縦縞のセーターと、ギターのストラップで胸の谷間が強調されている”というネタの際は、“(あいみょんが)そんなことしますかね?”“そんな風に見えたことはなかったので......”とコメントしつつ、最後に“(これからは胸を)ちゃんと見てみます”と締め、バナナマンの2人やとんねるず石橋貴明(59)に大ウケでした(笑)」(前出の女性誌記者)

 また、18年チャンピオンのたつろう(36)が、列の後ろから人混みの多さをいぶかしげに見ながら「みんな駅(の列)!?」と驚く「花火大会の会場から帰る時、なかなか前に進めない人」を披露すると「たつろうさん、演技うまいんですよね。あとで一緒に写真撮ってもらいたいくらい好き」と、中川は感動していたほか、吉岡はたつろうのライブを観に行っていることを明かしていた。

■芸人を女優と称することも

 その後も「反省しない女」を披露した横澤夏子(30)を「気持ちいいですよね、テンポ感が」と評したり、「家族でキャンプファイヤーを囲んで楽しんでいたあら、いつの間にかゾンビの大群に囲まれていることに気づいた父親」を披露したこがけん(41)を「素晴らしいリズムでしたね」「なかなかあそこは切り取れないですよね」と絶賛したりと、テンポとリズム感についての評価を行っていた。

「弟のサッカー留学に唯一最後まで反対していた姉が出発当日の朝、見送りに来た時の笑顔」というネタを披露したTHISISパンの吉田結衣(31)に至っては、

「溜めの芝居、表情が素晴らしくて。なかなかドラマとかで、あんな溜める勇気ないじゃないですか。でも観てられるが、すごいですね。素敵な女優さんだと思う」

 と言い切っている。

「本当にお笑いが好きなのだと感じさせますよね。お笑いをお芝居の視点から見ていて、コメントとトークがすばらしかった。以前からお笑いとの相性の良さでは実績がある中川ですが、今回の『細かすぎて~』で、大御所である石橋やバナナマンにも刺さったのではないでしょうか。今後、中川が使われることが増えると思います。中川は、すでにウッチャンナンチャン内村光良(56)のお気に入りでもありますからね」(前同)

■ウンナン内村のお気に入り

 中川は17年8月から、内村をメインとしたコント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK)に出演していて、内村やムロツヨシココリコなど多くの俳優や芸人たちとコントを繰り広げている。中川は19年4月にNHKのインタビューで、

「刺激と経験が自分にとって、すごく大きいです。お芝居のテンポ感や間の使い方、先ほど話したキャラクターづくりなど、ここで得た刺激と経験は自信にもなっていて、ほかの現場でいろいろ試してみる勇気になるんです」(前出の女性誌記者)

 としており、同番組が役者としても大きな転機になったことを明かしている。

「ファンとのライブ配信で“仲のいい芸能人”や“寝るときはパジャマ派?”という軽い質問すら止められてしまう『やたら事務所NGが多い中川大志』や、新人バイトの中川が時給の高い深夜シフトをめぐり、内村演じるオープニングスタッフたちと対決する『とどろけ!!ファミレス塾』などなど、多くのコントに挑戦していますね」(前同)

■今年12月には内村を演じることに

 内村も中川を気に入っていて、18年11月の『週刊ザテレビジョン』(KADOKAWA)では、

「大志くんはどんどんお笑いの腕上げているなって思う。すごくのみ込みが早いし、何より喜々としてやってくれている感じがいい。こういう番組って“仕事として”じゃなく、本当にノッてやっているかが伝わるものだから」

 と、コメントしている。

「しかも、12月下旬から『LIFE!』内のコーナーで内村の半生を朝ドラのパロディで振り返る『夜の連続テレビ小説 うっちゃん』をやるんですが、中川は20代中盤の“うっちゃん”を演じるんです。これも、内村が中川を気に入っているからこそですよね。

 ちなみに、南原清隆(55)がモデルの“なっちゃん”は伊藤健太郎(23)が演じるはずでしたが、ひき逃げ騒動で降板。山田裕貴(30)と交代になりました」(制作会社関係者)

 現在のお笑いシーンの最重要人物の一人である内村からも一目置かれている中川。生来のお笑い好きも相まって、今後はどんどんお笑い番組のオファーが増えるかも!?

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