知ってる? 「頭が上がらない」と「頭が下がる」の違い (4/4ページ)
■「頭が上がらない」の言い換え表現
「頭が上がらない」と似たような意味を持つ表現を以下に紹介します。
◇「唯唯諾々」
「いいだくだく」と読みます。
他人の言いなりになる様子を意味します。
「頭が上がらない」とは「逆らえない。言いなりになる」という点が似ています。
☆例文
・買収された今、社命となれば唯唯諾々として従うしかない。
◇「弱腰」
「よわごし」と読みます。
「腰が弱い」とも表し、弱気の態度を意味する言葉です。
強く出ることができないところは「頭が上がらない」と似ています。
☆例文
・会社では堂々としている彼だが、娘に対しては弱腰らしい。
◇「相手にならない」
相手を務めるには、実力が不足していていること。
単に力の差を意味するだけで、「頭が上がらない」のようなネガティブなニュアンスはありません。
☆例文
・彼女のテニスは地区大会で優勝したほどの腕前です。私では、全く彼女の相手にならないでしょう。
◇「逆らえない」
相手の言いなりになってしまうことで、「恩義を感じる」という意味はありません。
何らかの弱みを握られている、好意を抱いているなど、言いなりになっている理由はさまざまです。
☆例文
・義父は孫のリクエストには逆らえず、頼まれたら何でも買い与えてしまう。
■印象が似ていても違う意味の言葉は複数ある
同じ漢字を使っているだけで印象が似てしまうが、意味は違う。
そんな例は、今回の「頭が上がらない」「頭が下がる」以外にもあります。
「頭が痛い」「頭が低い」「頭に入れる」などなど、「頭」を使った言葉は他にもたくさんあるので、これを機に意味を調べてみるのもおすすめです。
何度も目にするうちに、次第に言の葉が1枚2枚と増えていき、やがて豊かな木に、森にと育っていくことでしょう。
(前田めぐる)
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