三浦春馬さん実母「初告白」で語った「忘れられない全身全霊の演技」
12月24日発売の『週刊文春』(文藝春秋)に掲載されたインタビュー記事が、波紋を呼んでいる。
「今年7月、30歳で急逝した、三浦春馬さんの実母の独占告白ですね。以前から“三浦さんは両親と確執があった”“金の無心などで関係が悪化し、絶縁状態だった”などと報道されてきましたが、実母が直接取材に応じたのは今回が初。ちなみに実父は、12月8日発売の『女性自身』(光文社)の取材に答えています」(女性誌記者)
『文春』で生活の基盤を完全に息子頼みにすることはなかった、ということを明かした母のA子さん。
「三浦さんにマンションを買ってもらったという報道についても、そうした事実はなく、息子の部屋と自宅を往復する生活だった、と否定。さらに、ここ7年間は経済的な援助と言われるようなものは全く受けていない、と語っています。
遺産相続についても、A子さんと実父Bさんの間で“争いはない”としつつも、動産や権利関係、テレビ局の契約書などの確認作業があり、通常より長期化する見込みとしています。A子さんは三浦さんの財布、携帯電話、手帳などについて“息子の遺物は今後、一切処分するつもりはありません”と語っています」(前同)
■三浦さんの初主演映画がリバイバル上映される
三浦さんの遺骨についても、「もう少し心の整理をつけるまでお時間をいただければと思います」と、現在はA子さんの家で遺影とともに安置されていることも、今回の告白で明らかとなった。
「『文春』では、A子さんが“忘れられない作品”として、三浦さんが当時12歳で初主演を果たした02年の映画『森の学校』について、深く語る場面もありました。“全身全霊の演技を見たときは息子として、そして役者としての確かな成長を実感しました”とコメントしています。同作はソフト化されていませんが、ファンのリクエストでリバイバル上映が決まっていて、まさに“原点”と呼ぶにふさわしい作品でしたね……」(映画ライター)
『森の学校』は、自然豊かな昭和10年代の丹波篠山を舞台に、ガキ大将の少年の成長を描く作品。当時の三浦さんを抜擢した西垣吉春監督は「とにかく光っていました。そりゃあ、光ってた光ってた」「素直な演技をしていた」「春馬じゃなかったら、この映画は成功していなかった」と、11月26日号の『女性セブン』(小学館)で話していた。
■小学生時代から晩年まで衰えなかった役者魂
「まだ小学5年生でしたが、年頃の少年は嫌がるであろう丸刈りも快く引き受けたほか、“セリフの間合いとか、教えても教えきれない天性のものを持っていた”と、西垣監督は12月1日の『朝日新聞デジタル』で答えています。遺作となった映画『天外者』の三浦さんは素晴らしかったですが、その片鱗をこの頃から見せていたんですね……」(前出の映画ライター)
三浦さんの出身地・茨城県土浦市の映画館『土浦セントラルシネマズ』では、21年1月23日から、毎日上映することが決定している。
「遺作となった映画『天外者』で三浦さんが演じた五代友厚も、“幕末の武士”から“明治の実業家”になると、服装だけでなく、体格や顔つきも現代寄りに変化している。そういう細やかな部分でも演技への意識の高さを見せました。殺陣についても12月8日発売の『女性自身』(光文社)では、田中光敏監督が、“こんな美しい主演は久々だな、春馬くんにはこれからも時代劇の主演が来るんじゃないかって話をみんな(映画村のスタッフ)でしていた”と話していました」(前同)
■『美』を追求したミュージカル
三浦さんといえば、はブロードウェイミュージカルの『キンキーブーツ』で、主演として“ドラァグクイーンのローラ”を熱演していたことも思い出される。
「本当に素晴らしい肉体美でしたが、仕草も完ぺき。19年のゲネプロ後の囲み取材では“今回は『美』を追究した”としたところ取材陣から笑いが起きたり、16年には“(女装に)ハマりません? クセにならない?”といった、いささか失礼な取材陣の態度も話題になりましたが、三浦さんは本当の意味で美を追求していたからこそ、素晴らしい演技ができた。それはファンや関係者にもよく伝わっていたと思います」(専門誌記者)
共演者の小池徹平が笑いが起きたことに対して「おかしくない。大事なことだから」とハッキリ注意したり、SNSは「これを茶化すのはおかしい」という声で溢れていた。
「『キンキーブーツ』は“「男らしさとは何か”というジェンダー論もストーリーに取り入れられていて、ローラは、性別にとらわれず“美しくあること”を誇りに思うキャラでした。それに説得力をもたせるために肉体改造しただけでなく、15センチはあるハイヒールを履きこなすために、家で掃除機をかけるときもハイヒールを履いていたそうです。本当に、才能だけでなく努力も欠かさない人だったんですよ」(前同)
三浦さんは3月12日公開の映画『ブレイブ 群青戦記』に徳川家康役で出演しているが、共演した新田真剣佑(24)は製作報告会見で、「僕の役者人生で大切な、忘れることのない経験で、宝だと思う」と語っている。
多くの名作を生み出し続けた役者・三浦春馬。実母のA子さんは、遺骨に何を語りかけているのかーー。