2020年の中村倫也が見せた「至高の泣き顔」演技トップ3!

日刊大衆

中村倫也
中村倫也

 俳優にとって欠かせないものに、“泣きの演技”がある。大人気俳優・佐藤健(31)も、人気を不動のものにしたドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で、意識不明の重体から回復したヒロインに向かって、涙を流しながら愛の告白をする場面が高く評価された。

「その佐藤に並ぶ存在感を発揮したのが、中村倫也(33)です。彼も“涙”の演技が高く評価されていますね。テレビドラマで印象深いのは、やはり『この恋あたためますか』(TBS系)でしょう。冷徹な超合理主義者の社長・浅羽拓実(あさば たくみ)として、森七菜(19)演じるコンビニバイトの井上樹木(いのうえ きき)と恋愛模様を展開しましたが、終盤の告白シーンが、絶賛されています」(女性誌記者)

 最終回目前の第9話。ようやく恋心を自覚した浅羽(中村)は息を切らし、髪を乱し、ふだんのクールさがみじんもないしどろもどろな状態から、「俺には!……君が必要だ」と、目にうっすらと涙をためて伝えた様子はSNSで、

《とにかく、涙目の一生懸命な告白に沼女はやられました》《ウルウルのその目で言われて…
落ちないオンナがいたら教えて》《最後の告白の時の、倫也さんの目の演技が素晴らしくってたまんないよ!》

 と、多くの人の心を撃ち抜いた形となった。

■上半期ドラマも涙が魅力的だった

「20年のドラマだと、4~6月に放送していた『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)の中村も素晴らしかった。タイトル通り、中村は美食家の探偵・明智を演じていましたが、助手の小林苺(小芝風花)が目の前で致死性のトリカブトを注射されてしまう場面で、中村はこれまで隠していた苺への思いを叫ぶんです。『恋あた』と違い、動揺している間も上品さが出ていて、演じ分けの妙を感じましたね」(前出の女性誌記者)

 明智は、「ちくわの磯部揚げだ……」「ほんのささやかな、つつましい食事であっても。この日まで生きててよかったと思うことがある。こんなボクでも、生きていていいんだと……」

 と、かつての絶望ばかりの人生で、苺が作ってくれた料理が心を救ってくれたことを明かし、

「生きることは食べることだ! 食べることで生きる希望が生まれる! それをいつも全身で示してくれていたのが……この人だった!」

 と、涙ながらに毒を注射したマリア(小池栄子)に訴えかけたのである。

「上半期の『明智五郎』と下半期の『恋あた』の2作でどちらも美しい涙を披露したことになりますね。しかし、中村の泣き顔が際立ってよかったのは、やはり12月4日公開の映画『サイレント・トーキョー』ではないでしょうか」(映画ライター)

■映画では、涙まみれの絶叫

『サイレント・トーキョー』は、クリスマスイブ(12月24日)の渋谷で、連続爆弾テロ事件に巻き込まれる人々を描いたクライムサスペンス映画。中村が演じたのは、序盤から不可解な行動をとり続ける孤独なIT実業家の若者だった。

「主演は謎の男を演じる佐藤浩市(60)ですが、物語は主に中村と刑事役の西島秀俊(49)の2人の視点で進み、事実上の主役といっていい役でした。中村は前半は不愛想で淡々としているんですが、後半では、涙で顔がぐちゃぐちゃになるくらいに泣き、感情を思い切り爆発させて西島や黒幕に叫ぶ場面もあった。あの演技にしびれた観客も多いでしょう」(前出の映画ライター)

 SNSでは、《涙をポロポロっとあんなに綺麗こぼせる倫也くん‥女優さんを超えてる》《優しさ爆発涙の瞬間に涙腺崩壊》《私は倫也さんの涙の演技が好き。》《こっちが泣いてしまった》
 と、もらい泣きしてしまった人も非常に多い印象を受けた。

「以前から中村は根強い人気がありましたが、『恋つづ』の佐藤健や『逃げるは恥だが役に立つ』の星野源のように、TBSの火曜22時ドラマは俳優がさらに爆発的な人気を獲得するきっかけとなる枠です。映画も素晴らしかったし、中村は2021年にさらなる一大ステップアップを果たすのではないでしょうか」(前同)

 21年もサスペンス映画『ファースト・ラブ』や、『騙し絵の牙』が控えている中村。その“泣き顔”で、多くのファンを魅了してほしいーー。

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