生涯の伴侶を失った白鳥。事故現場の線路から離れようとせず20本以上の列車が止まる(ドイツ)
伴侶が死んだ線路から離れようとしない白鳥/iStock
白鳥は夫婦の絆が大変強く、一度カップルになると、どちらかが死ぬまで相手が変わることがないという。一度結ばれたら生涯の伴侶となるのだ。
昨年末、ドイツ中部の線路の上空を飛んでいたつがいの白鳥のうちの1羽が、送電線に引っ掛かり絶命してしまい死亡するという事故があった。
伴侶を失った白鳥は、線路に落ちた亡骸のそばに座り込み、係員が線路からおびき出そうとしても、そこから離れようとしなかった。
最終的に白鳥は消防隊により線路外へと移動されたが、23本の列車の運行に約50分の遅延が生じたという。『nypost』などが伝えている。
・死んだパートナーの傍から離れようとしない白鳥
昨年12月23日、ドイツ・ヘッセン州カッセル郡フルダタール付近の高速鉄道の上空を飛んでいたつがいの白鳥のうちの1羽が送電線に接触し、死亡するという事故が起きた。
死んだ白鳥は線路近くに落ちた。伴侶を失った白鳥はその場から離れようとせず線路のそばに座り込んだ。

image by:Federal Police Kassel.
鉄道関係者が移動させようとするも、白鳥はその場から決して離れようとせず、列車は一時運行を停止した。
その後消防隊が駆けつけ、特殊装備で白鳥と死骸両方を線路の外に移動させることに成功。結局23本の列車に50分以上の遅れが生じたという。
Swan in mourning brings German trains to a halt for nearly an hour
生き残った方の白鳥は、その後フルダ川に放されたそうだ。
白鳥は夫婦や親子の絆が強いことで知られている。死が両者を分かつまで、生涯変わることなく同じパートナーと共に生きるそうだ。
白鳥は越冬する習性があるが、パートナーが傷つき飛び立てなくなった場合には、自分もその場に残り越冬をしない個体も確認されているという。