２０２１年の元日に飛び込んできた、大ヒット韓国ドラマ『愛の不時着』（ネットフリックス）俳優のヒョンビン（３８）とソン・イェジン（３８）の熱愛報道。その後、お互いの所属事務所が正式に交際を認め、ファンたちを驚かせた。

「その影響からか『愛の不時着』は今、再ブームの兆しを見せており、１月５日現在、ネットフリックスの総合ランキングでも２位に返り咲いています」（情報誌記者）

　２０２０年の社会現象にまでなった『愛の不時着』ブームと比例して日本で大ブレイクしたのが、同作で主演を務めた俳優のヒョンビンだ。

「端正な顔立ちと抜群の演技力で女性たちの心を虜にしたヒョンビンの交際報道ですからね。２人の交際は祝福ムードではあるものの、“あのヒョンビンを射止めたソン・イェジンって何者！？”と思っている女性たちも多いのではないでしょうか？

　イェジンもヒョンビン同様、ドラマの流行で突如、日本での知名度が上がった女優のように思っている人もいるかもしれませんが、実は彼女は『愛の不時着』のはるか前から、日本と不思議と縁の深い女優なんです」（前出の情報誌記者）

■あのヨン様とベッドシーンも！

　彼女の名前が日本で知られるようになったきっかけは、２００５年にまでさかのぼる。

「２００３年から日本で放送され、空前の韓流ブームを巻き起こしたドラマ『冬のソナタ』で人気を獲得した俳優のペ・ヨンジュン（４８）ことヨン様が主演を務めた映画『四月の雪』が２００５年に日本で公開されたのですが、この映画でヨン様の相手役を務めていたのが、まだ２０代前半だったイェジンだったのです」（前出の情報誌記者）

　複雑な状況下での大人の恋を描いたこの作品で、彼女はその演技力を見せつける。

「イェジンはこの作品でヨン様とのベッドシーンにも挑んでいます。この映画が日本で約３００万人もの動員数を記録したヒット作となったのです」（前同）

　しかし、イェジンの日本での快進撃はこれだけでは終わらない。

「同年１０月に日本で公開された韓国映画『私の頭の中の消しゴム』でも主演を務めたイェジン。同作は約３０億円を超える興行収入を記録。日本で公開された韓国映画史上、最もヒットした作品となったので、観たことのある人も多いのではないでしょうか」（同）

■竹内結子さんへの追悼メッセージ

『私の頭の中の消しゴム』で若年性アルツハイマーを患ったヒロインを演じ、多くの人の涙を誘ったイェジン。彼女の日本との縁はまだまだ続く。

「女優の竹内結子さん（享年４０）と中村獅童（４８）さんの共演で大ヒットした２００４年公開の映画『いま、会いにゆきます』が２０１８年に韓国でリメイクされ、『Ｂｅ　Ｗｉｔｈ　Ｙｏｕ　いま、会いにゆきます』というタイトルで劇場公開された際、日本で竹内さんが演じたヒロイン役を演じたのがイェジンだったのです」（前出の情報誌記者）

　そのため昨年、竹内さんが急逝した際には、イェジンもコメントを発表している。

「イェジンは竹内さんが亡くなった９月２７日、自身初となる日本でのオンラインファンミーティングを開催していたのです。生配信のスペシャルトークの中で彼女は、“『Ｂｅ　Ｗｉｔｈ　Ｙｏｕ　いま、会いにゆきます』に主演させていただいたので、私もすごく残念です。どうぞ安らかにお眠りください”と話し、追悼の意を表したのです」（前同）

　さらに日本ではあまり知られていないが、実はイェジンが女優としてブレイクする以前にも、日本との不思議な巡り合わせがあったのだ。

■韓国版ポカリスエットのＣＭに抜擢！

「２００１年から２００２年にかけて、イェジンは『韓国版ポカリスエット』のＣＭにメインモデルとして登場していたのです」（前出の情報誌記者）

　ポカリスエットのＣＭと言えば、日本では若手女優の登竜門ともいえる存在だ。

「過去には女優の綾瀬はるか（３５）や一色紗英（４３）、宮沢りえ（４７）などが出演してきた日本でもお馴染みのＣＭの韓国版にイェジンが出ていたのです。彼女は韓国にも進出していたポカリスエットのモデルに抜擢され、テレビＣＭでは、白のワンピース姿で自転車に乗り、ヨーロッパの思わせる海沿いの街並みを疾走しています。清潔感あふれるＣＭイメージに彼女のキャラクターがぴったりだったのでしょうね」（前同）

　ちなみにイェジンは、２００７年から２００８年にも同商品の広告モデルに返り咲くなど、日本企業との縁の深さがうかがえる。

　ヒョンビンとゴールインした際には、ぜひ夫婦で日本を訪れてほしい！