芸能では多くの２世芸能人が活躍している。最近ではＴＨＥ　ＹＥＬＬＯＷ　ＭＯＮＫＥＹの吉井和哉の息子でモデルの吉井添、Ｍｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎ桜井和寿の息子でバンドドラマーとして活躍するＫａｉｔｏ、ＢＵＣＫ-ＴＩＣＫ櫻井敦司の息子で芥川賞作家の遠野遥などが話題になった。そこで今回は、１０～３０代の女性１００人に、「注目している２世芸能人」について聞いてみた。

　第３位は、Ｋａｉｔｏ。

　前述のミスチルの桜井の息子で、自身もロックバンド“インナージャーニー”のドラマーとして活動。２０１９年には『ミュージックステーション』（テレビ朝日系）で、当時無名ながらスガシカオのバックを務めたことで注目を集めた。２０２０年８月放送の恋愛リアリティ番組『オオカミくんには騙されない』（Ａｂｅｍａ　ＴＶ）に出演し、話題になった。１１月２７日に最終回を迎えたＮＨＫ連続テレビ小説『エール』に出演したことで、その知名度は全国レベルになった。新垣結衣と星野源のヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』（ＴＢＳ系）の２０２１年１月２日放送の新春特別編「ガンバレ人類！新春スペシャル!!」にも出演、今後ますますの活躍が期待されている。

　そんなＫａｉｔｏを選んだ人たちは、「『オオカミくんには騙されない』で初めて見て、かっこいいなと思いました」（１６歳／女性／学生・フリーター）、「父親が偉大すぎて、その遺伝子を受け継いでいるところに注目している。外見もお父さんに似てイケメンだから」（２８歳／女性／総務・人事・事務）、「ドラムもできてかっこいい。活躍してほしい」（１７歳／女性／学生・フリーター）、「音楽の才能もあってイケメン。もっといろいろな活躍をしそう」（３６歳／女性／総務・人事・事務）など父親譲りの甘いルックスと、ドラマー、俳優として活躍するなど、多才な面に注目していた。

■超個性的なキャラが大人気

　第２位は、Ｍａｔｔ。

　元プロ野球選手の桑田真澄の息子であるＭａｔｔは、モデル、タレントとしてバラエティを中心に活躍、２０１９年からはミュージシャンとしても活動している。７歳の頃に父親がリハビリのために弾いていたピアノの影響を受けて音楽を始めたというＭａｔｔは、２０２０年９月にアーティスト名をＭａｔｔ　Ｒｏｓｅに改名したことをインスタグラムに投稿していた。

　ＳＮＳの“Ｍａｔｔ化”写真や、澄んだソプラノボイスが話題のＭａｔｔ。そんな彼を選んだ人からは「存在自体が気になる。これからどうなっていくのか気になる」（２８歳／女性／デザイン関係）、「美容系のイメージだったが歌もうまいので、将来が楽しみだと思った」（２２歳／女性／学生・フリーター）、「およそ桑田真澄さんの息子さんには見えないが、そのギャップが面白い。家ではどんな感じなのかなとか、すっぴんを見てみたいとか思う」（３１歳／女性）、「美意識高くて女子から見ても勉強になる。すごく印象的だし、知識も豊富。話し方が優しくて上品で説得力がある」（２３歳／女性／主婦）など、さまざまな理由が挙がっていた。

■芸能界のサラブレッド

　第１位は、Ｋｏｋｉ,だった。

父親は木村拓哉、母親は工藤静香、姉は音楽家でモデルのＣｏｃｏｍｉという、芸能一家で育ったＫｏｋｉ,は、東京都内のインターナショナルスクールに在学中の２０１８年にファッション誌『ＥＬＬＥ　ｊａｐｏｎ』でモデルデビューをはたした。その後、ブルガリ、シャネルなどハイブランドのアンバサダーに就任するなど、活躍を続けている。姉と同じく音楽の才能にも長けており、作曲家として母である工藤や、中島美嘉にも楽曲を提供している。インスタグラムではキムタクとのツーショットを披露したり、２０２０年のコロナ禍での自粛期間中には姉Ｃｏｃｏｍｉとたびたびインスタライブを行い、話題になった。

Ｋｏｋｉ,を選んだ人からは「完璧な美人というわけではないのに、人をひきつける魅力があり、今後が楽しみ」（２９歳／女性／営業・販売）、「お父さんの木村拓哉さんに負けないルックスで世界で活躍している」（２５歳／女性）、「とにかくきれい。両親がすごいのはもちろんだが、まだ若いのに大手ブランドの広告塔に決まったりとすごい。今後どういった分野で活躍するのか気になる」（３３歳／女性／主婦）、「おしゃれで美人なのでいろいろ参考にしたい」（２７歳／女性／営業・販売）、「モデルとしての活躍を見ているので、今後女優としてドラマや映画でも見てみたい」（３０歳／女性／主婦）など、活躍の場が広がることへの期待の声も見られた。

親の七光りだけではなくそれぞれが、自身の魅力で輝いている２世たち。ちなみに次点には新田真剣佑と宮沢氷魚が同率でランクイン。「かこいい」「演技がうまい」という評価を受けていた真剣佑の父親は千葉真一。真剣佑は、２０２１年春に現在所属する事務所を退社し、海外を視野に入れた活動をしていくという。ＴＨＥ　ＢＯＯＭの宮沢和史を父に持つ氷魚は、現在モデル、俳優として活躍、朝ドラ『エール』にも出演しており、「英語も堪能で何よりルックスが良い」「高身長で日本人離れしている」「お父さんとは違う道で頑張っている」と注目度が高かった。