２０２０年はコロナ禍でバラエティ番組、ドラマ、映画などの収録や撮影が困難になった影響などもあり、芸能人のＹｏｕＴｕｂｅ参入が相次いだ１年となった。

「今年も引き続き、ＹｏｕＴｕｂｅを始める芸能人は増えていく見込みです。１月５日には関西ジャニーズＪｒ.のなにわ男子、Ａぇ！ｇｒｏｕｐ、Ｌｉｌかんさいの３組が『ジャニーズＪｒ.チャンネル』に参戦することが発表され、ファンを中心に話題を呼んでいます」（女性誌記者）

　２０１８年３月に始動したＹｏｕＴｕｂｅの公式チャンネル「ジャニーズＪｒ.チャンネル」では、Ｔｒａｖｉｓ Ｊａｐａｎ、ＨｉＨｉ Ｊｅｔｓ、美 少年、７ＭＥＮ侍ら、人気ジャニーズＪｒ．内ユニットの動画が配信されてきた。

　ここに関西ジャニーズＪｒ.３組が参戦することが１月３日に発表されたのだ。

「特に注目を集めているのはなにわ男子ですよね。昨年末にメンバーの佐藤龍我（１８）のスキャンダルが報じられた美 少年に代わって、なにわ男子が２０２１年にもデビューすることが決まったともっぱらです。

　なにわ男子はジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子社長が管轄しており、会社を挙げてなにわ男子をプッシュしていく方針だといいます。Ｓｎｏｗ Ｍａｎ、ＳｉｘＴＯＮＥＳ、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅを超えるような華々しいデビューに向けた準備を進めている可能性もあるでしょうね」（前出の女性誌記者）

■なにわ男子が嵐の抜けた穴を埋める？

　今回の関西ジャニーズＪｒ.のＹｏｕＴｕｂｅ参戦は、なにわ男子のデビューをより華々しいものにするための一環なのかもしれない。

　２０２０年末で嵐が活動を休止し、今年３月末をもって長瀬智也（４２）がジャニーズ事務所を退所する。残るＴＯＫＩＯの城島茂（５０）、国分太一（４６）、松岡昌宏（４３）の３人は「株式会社ＴＯＫＩＯ」を設立し、４月には社内独立する。

「嵐とＴＯＫＩＯが抜けるのは、ジャニーズ事務所にとってもかなりの痛手です。嵐が不在の今、事務所のトップはファンクラブ会員数を考慮すると関ジャニ∞ということになります。ただ、１月１日に開設したインスタグラムのフォロワー数は５７万人（１月８日現在）。

　上々の滑り出しのようにも見えますが、嵐が２０１９年１１月にインスタを開設した際には、たった１日でフォロワーが１７２万人に達したと報じられています。それを考えると、関ジャニは８日経っても嵐の１日で獲得した数の３分の１。

　関ジャニの人気ももちろん高いのですが、ジャニーズ事務所としてはスノスト、キンプリ、そしてなにわ男子で“嵐の抜けた穴をしっかり埋めていく”と気合いが入っているのではないでしょうか。そのため、ＹｏｕＴｕｂｅでもデビューに向けてなにわ男子を盛り上げていくことが予想されます」（前出の女性誌記者）

■バラエティ女王の指原莉乃も参入

　１月１日には、元ＡＫＢ４８のメンバーでタレントの指原莉乃（２８）もＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「さしはらちゃんねる」を開設し、ＹｏｕＴｕｂｅｒデビューを果たしている。

　指原はチャンネル開設の理由について、アイドル時代のファンが喜ぶような番組に最近出ていないのではないかと思いめぐらすようになった、と説明したうえで「ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルがあったら私がずっとしゃべってるだけとかできるのかなと思って、ＹｏｕＴｕｂｅを作ったということでございます」と明かしている。

「１月８日時点でチャンネル登録者数は約２２万人、動画はまだ２本しか投稿されていませんが、１本目の再生回数はすでに１００万超えをしています。

　指原は“食べたりとかしゃべったりとか、ゲームしたりとかできたら”と話していますが、現在、バラエティの女王として君臨する彼女がどんな投稿をするのか、関係者の間でも注目が集まっています」（芸能プロ関係者）

■島田紳助氏が上地雄輔のＹｏｕＴｕｂｅに

　１月１日、上地雄輔（４１）は公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「上地雄輔の遊Ｔｕｂｅ」に「【ＳＰゲスト】超大物ゲストがカメラマン!!最強の一般の方が登場!!【上地雄輔】」と題した動画をアップ。

　また、同日のツイッターとインスタグラムには島田紳助氏（６４）とのツーショットを投稿しているのだ。

「上地さんの動画でカメラマンを務めたのは、声や巧みなトークから考えて明らかに紳助氏。大阪の有名パン屋を深夜訪問するという内容の動画ですが、画面に映っている上地さんよりも撮影している紳助氏が現場を回す見事なトークや解説を入れてくれて、とても見やすい動画になっています」（お笑い関係者）

　紳助氏がカメラマンを務めたとする動画には多数の熱いコメントがついている。

　２０２０年は、闇営業問題で地上波から追放された雨上がり決死隊の宮迫博之（５０）のほか、ジャニーズ事務所を退所した元ＮＥＷＳの手越祐也（３３）などもＹｏｕＴｕｂｅに参入。

　宮迫が１月５日に投稿した動画には山口智充（５１）が登場し、人気ディオ・くずにまつわるトークを展開しているほか、手越は１月１日に芸能界の裏側を暴露するような動画を投稿して話題を呼んでいる。

■２０２１年、紳助氏、さんまの参戦は!?

　２０２０年１２月２９日にＹｏｕＴｕｂｅｒのヒカル（２９）の動画に出演した際、宮迫は手越とヒカルの３人でトークを展開。手越が「でも俺の中でいうとトークは〇〇（ピー音）より、宮迫さんのがマジ上なんすよ」と言われると、宮迫は「「そらそうだろ。わかってるよそんなん。誰がそばにおって面白くしてると思ってんねん！」と断言。そして「センスとエピソードトークで勝てないと思った時期もあった。正直、今は俺のほうが上手い」と応じたのだ。

「これがダウンタウンの松本人志さん（５７）なのではないかとネット上で憶測を呼び、話題を呼びましたが、宮迫さん自身がツイッターで松本さんではないと否定し、再びバズっています。

　ただ、紳助氏がＹｏｕＴｕｂｅに参入すれば話題性は２人の比ではないでしょう。とんねるずの石橋貴明さん（５９）など、大御所も参入していますし、明石家さんまさん（６５）についても“いよいよでは”ともささやかれています。

　ＹｏｕＴｕｂｅであれば地上波番組よりもコンプライアンスを気にする必要はないため、紳助氏がＹｏｕＴｕｂｅｒデビューする日も、もしかしたら近いのかもしれませんし、紳助氏がＹｏｕＴｕｂｅを始めるとなったら、さんまさんが出演する可能性もありそうですよね」（前出のお笑い関係者）

　２０２１年、なにわ男子、指原莉乃、そして島田紳助氏が動き出せば、ＹｏｕＴｕｂｅはかつてない盛り上がりをみせることだろう。