新型ブニヤ、ハンタウイルス…中国で猛威を振るう人獣共通感染症の脅威 (2/2ページ)

Asagei Biz

報道によれば、周辺住民への感染は、工場が使用期限切れの消毒剤を使用し、滅菌が不十分だった排気が工場周辺に漏れ出たことが原因とされていますが、工場のずさんな管理体制はむろんのこと、発覚するまでに1年もかかった地方行政の隠蔽体質には、開いた口が塞がりませんよ」(前出・ジャーナリスト)

 新型コロナの発生源を調査中の世界保健機関(WHO)の専門家は昨年12月、「新型コロナウイルスは、2013年に中国雲南省のコウモリが生息する洞窟で発見されたウイルスと最も近い種類」との分析結果を公表。だが、中国政府は、相変わらず新型コロナウイルスは国外から持ち込まれた可能性が高いとして、「米軍が持ち込んだ」とする主張や「イタリア起源説」「スペイン起源説」など、奇想天外とも思える迷説を盛んに流布し、パンデミックの責任回避に躍起となっている。

「中国の内陸部には未知の細菌やウイルスをもった野生動物がごく普通に生息していますからね。それらを家畜や家禽として都市部に持ち込む過程で変異して、人獣共通感染症として猛威を振るうのがお決まりのパターンです。かつて大流行したSARSはタヌキやハクビシンが発生源とされ、今回の新型コロナウイルスでは、コウモリ以外にもヘビや絶滅危惧種のセンザンコウが中間宿主の候補に挙げられています。そうした野生動物に接触したことで人間に新たな感染症が発覚しても中国の内陸部では『風土病』のようなもので片づけられてしまいますからね。世界的感染に結び付きかねない都市部への流入だけは避けたいところです」(前出・ジャーナリスト)

 憎っくき「中国発ウイルス」との見えない闘いは、まだまだ続きそうだ。

(灯倫太郎)

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