漫画【なみじょ】~女子ボートレーサー美波~「第3話」 (2/2ページ)

日刊大衆

つまり、ボートレーサーは勝てば勝つほど年収が上がるプロスポーツであり、健康でさえいれば、いつまでも「現役」でいられる職業なのです。

 しかしその反面、突然収入が「ゼロ」になるリスクもあります。それは、怪我や病気、そしてレースでの「フライング」です。

 ボートレースで使用されるボートにはブレーキがありません。それでいて最高速度は約80キロ、さらにコーナーで急旋回するため、選手は絶えず怪我のリスクと隣り合わせでレースをしています。

 また、ボートレースは助走をつけてからボートの先端をスタートラインに合わせる「フライングスタート方式」を採用しているため、スタートが非常に難しい競技でもあります。それにも関わらず、このスタートでフライングをすると30日間の「出場停止処分」を受けます。

 当然のごとく、出場停止中は収入はありません。要するに、レースに出れないと一銭にもならない職業でもあるわけです。

 そういうわけで、かなりの高年収にも関わらず、ボートレーサーの生活は意外にも質素。もちろん、中には豪邸を建てている選手もいますが、そもそも収入の高いレーサーほど全国のボートレース場を飛び回っているため、ほとんど家にいません。それゆえ、あまり家や家財道具にお金をかけても意味がないのです。

 すなわち、漫画の「部屋に何もない」レーサーというのも、あながち大げさではありません。

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