賽銭を盗み続けて14年…50歳の“無職男”が明かした驚きのドロボー生活とは? (2/2ページ)
弁護人「生活費とか入れてなかったんですか?」
母親「娘は入れてたんですけど、やっぱり払って欲しかったですね…」
弁護人「食事とかは?」
母親「一緒にはしてなくて、働いてると思ってたので自分で食べてたんだろうと」
深夜になると被告人は仕事だと言って外出してたらしくてそれを信用したからなのか、13年間も“無職”がバレてなかったようです。
そして被告人質問で、さらなる驚きの事実がわかったのです。
検察官「2018年10月に同じ神社で賽銭ドロボーをして執行猶予の判決を言い渡されてますね。賽銭ドロボーを再開したのはいつですか?」
被告人「判決の3日後くらいからです」
前科がついたにもかかわらず、同じ神社で盗みをやっていたとは…。
検察官「13年間無職でどうやって暮らしてたの?」
被告人「実家なので家はありますし、食事は神社のお金で」
検察官「賽銭盗むのっていつからやってたの?」
被告人「36才の時に自転車盗んで判決受けた後からです」
検察官「じゃあ36才の時からずーっと見つからずに2018年にやっと見つかって逮捕されたってこと?」
被告人「そうです」
なんと、賽銭ドロボー歴14年の被告人。これだけ長くやってる人は初めて傍聴しました。いろんな人がいるもんだ。
最後は裁判官から。
裁判官「前々回の判決が2007年だから13~14年くらいやってたのかぁ…。何回くらい盗みました?」
被告人「ほとんど毎日です、雨の日以外は」
無職じゃなくもはやプロの賽銭泥棒でしょ。雨が降れば休みだけど土日祝日も関係なしというお仕事。しかも、母親に「仕事行ってくる」と言って深夜出掛けてたのも賽銭泥棒をするためで、ある意味、ウソではなかったってことなんでしょうね。
この神社に御賽銭を投げ入れてた人は14年間被告人にプレゼントしてたようなもんですね。願いを込めた参拝者をバカにする行為でしょう。こういう特殊な事件を聞けば初詣とか行く気なくなると思うんだけどなぁ。
阿曽山大噴火(あそざん・だいふんか)
大川興業所属のお笑い芸人であり、裁判所に定期券で通う、裁判傍聴のプロ。裁判ウォッチャーとして、テレビ、ラジオのレギュラーや、雑誌、ウェブサイトでの連載多数。