集団で放つ大電撃!デンキウナギは100匹以上の群れで狩りを行っていた (2/3ページ)
狩りが始まると100匹以上が円を描くように泳ぎ、小さな魚(ほとんどはカラシン科の仲間)の群れを徐々に浅いところへと追いやっていく。
獲物を包囲して、もうどこにも逃げ場がなくなったところで、10匹ほどのE・ボルタイが進み出て、一斉に強力な電撃を浴びせる。
獲物は水から飛び出し、再び落ちてくるときにすでに意識はない。あとは煮て食うなり、焼いて食うなりE・ボルタイの思うがままだ。
Solitary electric eels sometimes hunt in roving bands | Science News
・集団で放つ合計8600ボルトの大電撃
「この種の個体は最大860ボルトの放電を行えるわけですから、10匹が同時にそれを行えば、理屈の上では8600ボルトの電撃を放っていることになりますね」と、デ・サンタナ氏は語る。
狩りは毎回1時間ほどで完了し、その都度5~7回の電撃が放たれるという。
「群れでの狩りは哺乳類ではありふれたことですが、魚ではとても稀です。こうした行動が知られている魚は、ほかに9種しかいません。この発見がそれだけ特別なものだということです。」
・群れでの狩りが一般的な習性かどうかはなお不明
こうした狩りが普通の習性である可能性はあるが、それでもなお非常に珍しい行動かもしれないとデ・サンタナ氏らは考えている。
というのも、地元の人たちへの聞き込みでは、そのような群れでの狩りの話が出てこなかったからだ。
そのため、E・ボルタイが群れで狩りをするかどうかは、たとえば個体数が多かったり、それだけの仲間が隠れられる場所があるなどといった、何らかの条件に左右されている可能性がある。