韓国ドラマ『愛の不時着』で人気を獲得した俳優のヒョンビン（３８）が、次に撮影に入る作品が１月２２日、正式に発表された。

「ヒョンビンは、２０１７年に公開された韓国映画『コンフィデンシャル／共助』の続編への出演を決めたようです。配給会社の発表によると『共助２／インターナショナル（原題）』はキャスティングを終え、来月２月にはクランクインする予定だそうです」（芸能関係者）

　配給会社の発表とほぼ同時にヒョンビンの所属事務所のＳＮＳでもこの事実が発表されると、わずか５時間足らずで５万もの「いいね！」が付けられた。

「映画『コンフィデンシャル／共助』は、韓国で７８０万人の観客を動員した大ヒット映画です。ヒョンビンは同作で北朝鮮の刑事、イム・チョルリョン役を演じました。

　チョルリョンは、ある極秘任務を遂行中に上司の裏切りにより仲間と妻を殺されてしまいます。その後、韓国に逃亡した犯人たちを追って、チョルリョンは韓国側の庶民派熱血刑事らとともに、歴史上初の“南北共同捜査”に乗り出すのです」（前出の芸能関係者）

　この作品でヒョンビンは本格的なアクションに初挑戦している。

■ハードアクションの感想を聞かれ…

「それまではラブストーリーのイメージが強かったヒョンビンですが、この作品では体を張った本格アクションに挑んでいます。アクションシーンの９割は、スタントマンを立てず、ヒョンビン自らが演じたんだそうです。初挑戦とは思えないヒョンビンのキレッキレのアクションに、目が釘付けになること間違いなしですよ」（前出の芸能関係者）

　ヒョンビンは、映画情報サイト『ＭＯＶＩＥ　Ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ』で２０１８年２月９日に公開されたインタビューのなかで、ハードなアクションを演じた感想を「そんなに大変ではありませんでした（笑）。楽しかったですよ。体を動かすのが好きですが、現場では危険要素が多いです。自分が怪我するだけではなく相手を怪我させることもあるので、いつも慎重にやらなければならないのが難しいところです」と語っていた。

「この作品でヒョンビンは、北朝鮮の特殊部隊に所属する刑事を演じているのですが、“北朝鮮の特殊部隊”と聞くと、思わずあの人の顔が浮かんでくる人も多いのではないでしょうか？　そう、あの大ヒットドラマ『愛の不時着』でヒョンビンが演じた北朝鮮の軍人、リ・ジョンヒョクも北朝鮮の特殊部隊の大尉でしたよね」（前同）

　これは単なる偶然ではないという。

■キャスティングの理由のひとつ

「『愛の不時着』のイ・ジョンヒョ監督は、ヒョンビンが『コンフィデンシャル／共助』ですでに北朝鮮の方言を学んでいたことも、彼を『愛の不時着』にキャスティングした理由のひとつだと語ったことがありました。つまり、ヒョンビンの『コンフィデンシャル／共助』への出演が、その後、『愛の不時着』の出演につながっていった、と言っても過言ではないのです」（前出の芸能関係者）

　ヒョンビンは『コンフィデンシャル／共助』で北朝鮮の方言を取得した裏話についても語っていた。

「先の『ＭＯＶＩＥ　Ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ』のインタビューのなかで、ヒョンビンは“スタッフに北朝鮮語の先生に早く会いたいと頼みました。作品（『コンフィデンシャル／共助』）を決めてから最初にお願いしたことです。撮影がスタートする３ヵ月前からお会いし、慎重に何度も確認してもらいました。他の表現方法で感情を表す時に完璧にやりたかったんです”とも話しています。

　クランクインのときには、自然な北朝鮮なまりで台詞を表現できるレベルにまで到達していたと言うのだから、さすがですよね」（前同）

■北朝鮮なまり、再び！

　そして、『共助２／インターナショナル（原題）』で再び北朝鮮の刑事、リム・チョルリョンを演じることとなったヒョンビン。

「『共助２／インターナショナル（原題）』では、犯罪組織を追って再び韓国に派遣されたチョルリョンが、韓国の刑事、さらにはアメリカＦＢＩ所属の男とタッグを組み、米韓朝のグローバルな共同捜査の模様が描かれる予定だそうです」（前出の芸能関係者）

　ヒョンビンファンも『愛の不時着』ファンも、前作の『コンフィデンシャル／共助』ファンにとっても、今から公開が待ちきれないことだろう。

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