違うそっちじゃない!2つのペンギングループが集まった後に何かが起きる!
南大西洋にあるフォークランド諸島はペンギンの宝庫だ。キングペンギン、ゼンツーペンギン、イワトビペンギン、マカロニペンギン、マゼランペンギンという5種類のペンギンが生息しており、島中にたくさんのコロニーがある。
この日、イワトビペンギンの2つのグループが反対方向から歩いてきた。両グループは合体し交流を深めた後、それぞれの向かう方向へと歩いていったのだが、うっかりものが1羽いたようだ。
Rockhopper penguins in the Falkland Islands - the confused penguin!
部の黄色の飾り羽がキュートなイワトビペンギンは、他のペンギンのようによちよち歩きではなく、両足を揃えて飛び跳ねながら移動する。
別のグループを見つけたペンギンたちは、なんかうれしそうにピョンピョン跳ねながら集まってきた。
「最近どうよ?」とかたわいもない話をしていたのかどうかはわからないままに、両グループは一旦立ち止まる。
その後、それぞれが向かう方向へと歩いて行ったのだが、1羽のペンギンがある異変に気が付いた。ん?あいつ俺たちの仲間じゃね?
なんと1羽のペンギンが間違えて、違うグループの方についていってしまったのである。そのことに気が付いたペンギンは「おい、違うそっちじゃない!おまえはこっち!」とばかりに、呼びに行った。
いけね、うっかり!気が付いたペンギンは、呼びに来た仲間と共に元のグループに戻っていったようだ。
なんかまんま人間社会を見ているようでペンギンの社会性の高さに驚かされるわけだけど、集団行動が苦手な私は、この間違ったペンギンに共感と親近感を覚えずにはいられないんだ。
仲間のペンギン、呼びに来てくれるなんてやさしいね。そういや私も友達にいつも助けてもらってたわ。
あとイワトビペンギンの歩く姿、すごくかわいいんだわ。