「大寒波・大雪」大国ニッポンで「死なない!」ための緊急10か条

日刊大衆

写真はイメージです
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 1月7〜9日にかけ、北日本から西日本の日本海側や太平洋側の山地を襲った記録的な大雪。

「富山県では大規模な車の“立ち往生”が発生。7万戸近い大停電が起きた秋田県では、2006年の大雪以来、15年ぶりに自衛隊に災害派遣要請を出しました」(北陸の地元紙記者)

 気象庁は、今年の寒波は3月頃まで続くとの予報を出しているが、大雪や寒波によって被害が出るのは、東北や北陸だけではないという。防災に関する講演や専門記事を執筆する“備え ・防災アドバイザー”の高荷智也氏が言う(以下、コメントはすべて高荷氏)。

「日本は、北海道から鹿児島まで、ほぼ全国で寒波や積雪に見舞われる国です。大雪に備えたインフラが整っている雪国でさえ、死者を出す被害があります。まして例年、あまり雪が降らない地域は、突然の寒波、大雪に対する準備が不十分なため、大きな影響を受けるでしょう」

 そこで、大寒波や大雪から命を守るために実践すべき10か条を、高荷氏にアドバイスしてもらった。まずは、徒歩による外出時の対策だ。

「屋根の下は、落雪や雪崩に巻き込まれることによる全身打撲や圧死、落下してきた氷柱の直撃などのリスクがあります。屋根の中に入って歩くか、屋根周りを避けるようにしましょう」

 歩行中の転倒も、打ちどころが悪いと死に至るので、滑りにくい靴をはくべし。

「“雪靴”と呼ばれる、専用の靴がベストです。しかし、雪が少ない地域では手に入りにくいので、もしもの際は、靴底が頑丈で溝が深いものをはきましょう」

 歩き方も工夫すると、より転倒しにくくなるという。

「歩幅は小さくし、足の裏全体で着地し、ゆっくりと歩きましょう。また、転倒してしまった場合に頭部を守れるよう、帽子をかぶっておくとよいでしょう」

■除雪作業中の事故に注意

 最も注意すべきは、雪下ろしなどの除雪作業。大雪による死因で多いのが、除雪作業中の事故だという。

「内閣府などが出している除雪マニュアルにもありますが、命綱とヘルメット、雪靴の3点を装着することが絶対条件です」

 一方、積雪時に車で外出する場合は、マフラー周辺の雪を取り除いておこう。さもないと、一酸化炭素中毒になる危険があるという。

「毎年、マフラーに雪が詰まることで、排気ガスが車内に逆流して死亡する事故が発生しています。積雪がセンチ以上ある場合は、特に注意しましょう」

 万が一、車内に閉じ込められた際の備えも重要だ。

「水や食料はもちろん、毛布や使い捨てカイロ、簡易トイレ、スマホの充電器などを積んでおきましょう。災害発生から72時間は、ケガ人や病人などの人命救助が最優先されますので、3日分の備蓄が目安です」

 また、家から出られなくなる事態に備え、食料品や日用品の備蓄も積極的に実践したい。

「地震などの対策も兼ね、最低3日、できれば1週間分を備蓄しましょう」

 外出が困難になったうえ、電線の断線や電柱の倒壊、電力需要のひっ迫で停電になるリスクもある。

「停電による凍死やヒートショックを防ぐためには、石油ストーブやカセットガスストーブなど、電気を使わない暖房器具をストックしておくべきです」

 “断水”の備えも、忘れてはならない。

「氷点下4度以下が続くと、水道管の凍結が生じやすくなります。湯船に水を溜め、夜間は台所などの水を少量流し続ける。また、屋外に水道管が露出している箇所には布を巻くこと」

 新型コロナ同様、寒波にも十分な警戒を!

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