現役アイドル前田美里「個人PVで役者さんと共演してるのもいいですよね。いつか共演できたらいいなぁ」【画像40枚】「坂道が好きだ！」第58回

2021.01.24 17:00 日刊大衆

タグ：: 前田美里; 深川麻衣; 秋元康; 前田敦子; 乃木坂46

アイドルで坂道オタ！　前田美里の「坂道が好きだ！」　第５８回

　近年、さらに加熱する坂道シリーズ。その人気は多種多様のファンを生み、ついには同じアイドルながらにアイドルを推すという熱烈な「坂」ファンが現れた。それが坂道オタ界隈でもガチ勢と認められるグラビアアイドル前田美里だ。彼女とともに坂道の魅力に触れていきたい。

■乃木坂４６初期のＭＶの特徴

――以前、初期の乃木坂４６が選抜制度でＡＫＢ４８との差別化を図っていたという話がありました。ＭＶにもそういうところがあって、特に『ぐるぐるカーテン』（１ｓｔシングル）と『おいでシャンプー』（２ｎｄシングル）にある“お嬢様学校感”がＡＫＢとの差別化を意識している面もあるのかもしれません。

（『ぐるぐるカーテン』動画）

https://www.youtube.com/watch?v=Ypx_A6No600

（『おいでシャンプー』動画）

https://www.youtube.com/watch?v=o5ZyokxGIso

　確かに。ＡＫＢの表題曲は『言い訳Ｍａｙｂｅ』とか『涙サプライズ！』くらいしか学校を舞台にしたＭＶがないですけど、乃木坂とか坂道は学校メインの物語自体が多いなっていうイメージがありますよね。私『何度目の青空か？』（１０ｔｈシングル）のＭＶが結構印象に残っているんですけど、女子校に１人だけ男の子が入ってきて服を隠されるみたいな話だったので、カラオケで歌いながら「この物語すごいな」と思ってました（笑）。

――乃木坂４６の初期のＭＶでいうと、もうひとつ象徴的なものに、『会いたかったかもしれない』（１ｓｔシングルカップリング曲）もあると思います。

　ああ～！　確かに！　あれは初めて観たときに、全く同じ構成で撮ってたからすごいなって思いました（笑）。でもコードとかメロディーがちょっと違うじゃないですか？　だから乃木坂の『会いたかったかもしれない』で慣れちゃうと、逆にＡＫＢの『会いたかった』を聴いたときに「アレ？」みたいな。なんか不思議な感覚になるんですよね（笑）。

（『会いたかったかもしれない』動画）

https://www.youtube.com/watch?v=28LbqFFJVGk

――秋元康さんの遊び心が感じられますよね。最後のほうに前田敦子さんも出ちゃいますし（笑）。

　いやそうですよね！　それも当時ビックリしましたし、やっぱ最初はＡＫＢの公式ライバルとして出ていたわけですから、すごい挑戦的だなって思いました。

■乃木坂４６のＭＶから「レトロ感」を感じる

――「乃木坂４６＝清楚」というイメージになったのもＭＶの影響が大きかったんじゃないかと思います。初期のＭＶは曲のＰＶでもあるけど本人たちのＰＶでもあるわけですから。

“個人ＰＶ”も乃木坂からですよね。ＡＫＢにはそういうのがなかったと思うので、乃木坂で初めて個人ＰＶを観たときは不思議な気分になりました。

――個人ＰＶはメンバーの個性を知るのに良いコンテンツですよね。

そうですね、やっぱりそれぞれのやりたいこととか味がちゃんと出てるので。私は特にまりっか（伊藤万理華）の『まりっか’１７』がすごい好きで、一時期まりっかの個人ＰＶにハマり過ぎちゃって、ずっと延々と観てたときがありました（笑）。あと個人ＰＶで役者さんと一緒にやられてたりしてるのもいいですよね。いつかそういうので共演できたらいいなぁと思いながら観たりしてます（笑）。

――個人ＰＶなら前田さんも共演できる可能性ありますからね（笑）。そういう個人ＰＶとの関係もあってか、乃木坂さんはドラマ性のあるＭＶが多いのも特徴です。

う～ん確かに。だから一応音楽作品ではあるけど、ちょっとショートドラマを観ているような気分になりますよね。

――しかも設定が謎だらけだったりしますし（笑）。

　確かに多いですよね！　それこそ『サヨナラの意味』はすごい不思議な世界観だったので、初めて観たときに「ん？　棘？」「どういう物語なんだろう」と思いました（笑）。乃木坂はそういう昭和レトロっぽい感じのＭＶも多いイメージありますね。ＡＫＢは平成の象徴みたいな感じですけど、乃木坂はどっちかっていうと昭和レトロ・大正ロマンみたいな。まいまい（深川麻衣）が最後にセンターをやった『ハルジオンが咲く頃』も大正ロマンっぽい感じでしたし、そういうレトロ感が強い映像作品が個人ＰＶも含めて多いなって思います。

（『サヨナラの意味』動画）