デビュー２年目を迎えたばかりのＳｎｏｗ Ｍａｎが、快挙を達成した。１月２６日発表の『オリコン週間シングルランキング』で、同月２０日発売のＳｎｏｗ Ｍａｎのサードシングル『Ｇｒａｎｄｅｕｒ』が８０．２万枚を売り上げて初登場１位に輝いたのだ。

　Ｓｎｏｗ Ｍａｎは昨年１月２２日リリースした、ＳｉｘＴＯＮＥＳとの合同デビューシングル『Ｄ．Ｄ．／Ｉｍｉｔａｔｉｏｎ Ｒａｉｎ』、同年１０月７日発売の『ＫＩＳＳＩＮ＇ＭＹ ＬＩＰＳ／Ｓｔｏｒｉｅｓ』の２作がミリオンセールスを達成している。

「『Ｇｒａｎｄｅｕｒ』は前作『ＫＩＳＳＩＮ＇〜』の初動９１．８万枚より少し下回っていますが、ＣＤ不況が叫ばれる中のセールスとしてはとんでもない数字。また、今後新たにＣＤを購入する人もいるでしょうから、ミリオンも射程圏内でしょう。もし、『Ｇｒａｎｄｅｕｒ』もミリオンがとなれば、あの国民的グループの記録に並びますし、売上から目が離せないですね」（音楽ライター）

■現役ジャニーズでは向かうところ敵なし？

　Ｓｎｏｗ Ｍａｎが挑む記録とは、ＳＭＡＰが持っている通算のシングルミリオン数だ。ＳＭＡＰは『夜空ノムコウ』、『らいおんハート』、『世界に一つだけの花』の３作がミリオン以上のセールスとなっていて、Ｓｎｏｗ Ｍａｎが『Ｇｒａｎｄｅｕｒ』で１００万枚を達成するとこれに並ぶ。

「ＳＭＡＰは『世界に一つだけの花』がトリプルミリオンを達成しているので、Ｓｎｏｗ Ｍａｎと同列に語れないところもあります。

　ただ、ジャニーズ内のグループで比較すると、嵐はミリオン１作のみ。“ポスト嵐”と称されるＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅは、昨年リリースの『Ｍａｚｙ Ｎｉｇｈｔ』と『Ｉ ｐｒｏｍｉｓｅ』がハーフミリオンを超えましたが、未だミリオンはなし。同期で“ライバル売り”されたＳｉｘＴＯＮＥＳはデビューシングルがミリオンを達成しているものの、『ＮＡＶＩＧＡＴＯＲ』『ＮＥＷ ＥＲＡ』も１００万枚に届いていません。

　ＣＤシングルのセールスでは４作のミリオンを持つ、ＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓもいますが、近年のセールスはＳｎｏｗ Ｍａｎほどの勢いはありませんし、現役のジャニーズでＳｎｏｗ Ｍａｎに太刀打ちできるライバルのような存在はいないのではないでしょうか」（前出の音楽ライター）

■Ｋ−ＰＯＰファンも取り込む力

　ＳＭＡＰに迫る勢いのＳｎｏｗ Ｍａｎの人気ぶりは、新規のファン獲得にも大きく貢献した。

「１０月２０付の『日刊ゲンダイＤＩＧＩＴＡＬ』は、非ジャニオタも取り込めたことが絶好調のセールスを支えていると伝えています。

　ネット上でも『Ｇｒａｎｄｅｕｒ』に“一度でもＫ－ＰＯＰ通ったことある人なら特に刺さる”との感想が寄せられていますが、これまでジャニーズのファンではなかった人、特にＫ−ＰＯＰファンを取り込んでいる、と言われています。

　確かに、デビュー曲の『Ｄ．Ｄ．』以降、Ｓｎｏｗ Ｍａｎのシングル曲はＪーＰＯＰとは一味違うクールなダンスナンバーが出ています。世界的なトレンドであるＫ−ＰＯＰの要素を取り入れているのは、Ｓｎｏｗ Ｍａｎの楽曲の大きな強みではないでしょうか」（女性誌記者）

■２年目も勢いは止まらない

　デビューまでの８年という期間は、ジャニーズ“史上最遅”だったＳｎｏｗ Ｍａｎだが、デビューシングルでミリオン、さらには年間シングルランキングでも１位。コロナのため出場はできなかったものの、デビュー初年に『ＮＨＫ紅白歌合戦』に選出。ＫＡＴ―ＴＵＮ以来となるジャニーズグループのデビュー公演で全曲オリジナルを披露するといった快挙を次々とやってのけた。

「先にデビューしたＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅもまだ冠番組がない中、デビュー２か月後の昨年３月に冠番組『それＳｎｏｗ Ｍａｎにやらせて下さい』（ＴＢＳ系）が放送。動画配信サービスのＰａｒａｖｉで番組は継続してきましたが、今年の春から地上波でのレギュラー放送が始まるともささやかれています。

　また、グループで初の単独主演作『滝沢歌舞伎 ＺＥＲＯ ２０２０ Ｔｈｅ Ｍｏｖｉｅ』が昨年１２月に封切り。今夏にはラウール（１７）主演の『ハニーレモンソーダ』の公開も控えています。

　ＣＤセールス以外での活躍ももの凄いですし、２年目は一般層への認知度もさらに高まり、新たな記録が生まれるかもしれませんね」（前出の女性誌記者）

　向かうところ敵なしの快進撃。Ｓｎｏｗ Ｍａｎは“令和のＳＭＡＰ”になる!?